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【野球ルールクイズ・走塁編】試合で起きた走塁トラブル5問

走塁のルールは、知っているつもりでも、実際のプレイで「あれ、どうなるんだっけ?」と混乱が起こりやすいものです。
今回は、実際の試合で起きた走塁トラブルを題材に5問出題します。選手も観客も混乱しやすい場面ばかりです。
第1弾と同様、「答えを知っている」だけでなく、「なぜそうなるのかを説明できるか」で差がつく問題を揃えました。

 

▼ルールクイズ第1弾はこちらから
【野球ルールクイズ】説明できる?審判も迷うちょっと難しい野球ルール5問

 

問題編

第1問 走者が走路を外れたときのルール

1アウト一塁でセカンドゴロ。

二塁手はちょうど目の前を走っていた一塁走者をアウトにしようと触球を試みました。

一塁走者は、走路から大きくマウンド側に入り込んで触球をかわし、二塁にすべりこみました。

二塁手は一塁に送球しましたが、打者走者が送球より先に一塁を駆け抜けました。

審判員はどのように判定するでしょうか。

  1. 一塁走者は触球をかわしているのでセーフ、打者走者も送球より先に一塁に到達したのでセーフ。
  2. 一塁走者が走路を外れたことが反則なのでボールデッド。反則のペナルティで一塁走者がアウト。打者走者は一塁占有を認める。
  3. 一塁走者が走路を外れたことが反則なのでボールデッド。ダブルプレイを阻んだペナルティで、一塁走者も打者走者もアウト。
  4. 一塁走者は触球を避けるため走路を外れたのでアウトだが、ボールデッドにはならず、打者走者は送球より先に一塁に到達したのでセーフ。

 

第1問の答え

 

第2問 同一の塁に2人の走者が付いてしまったら

走者二・三塁で攻撃側はスクイズを試みましたが、守備側に外されてしまい、三塁走者は捕手に追われ、結局三塁に戻りました。

二塁走者はそれより先に三塁に到達していて、三塁に2人の走者が付いている状態になりました。

捕手はボールを持って、三塁に付いている三塁走者、二塁走者の順に触球しました。

審判員はどのように判定するでしょうか。

  1. 前にいるべき走者に三塁の占有権があるので、三塁走者セーフ、二塁走者アウトになる。
  2. 先に塁に触れた走者に三塁の占有権があるので、三塁走者アウト、二塁走者セーフになる。
  3. 後に塁に触れた走者に三塁の占有権があるので、三塁走者セーフ、二塁走者アウトになる。
  4. どちらか一方をアウトにしなければならないが、どちらをアウトにするかは、攻撃側監督に選択権がある。

 

第2問の答え

 

第3問 挟殺プレイ(ランダウンプレイ)中の出来事

牽制で飛び出してしまった一塁走者が、一・二塁間で挟まれてしまいました。

走者が二塁側からボールを持った野手に追われて一塁に戻ろうとしたところ、ボールを持たない別の野手が一・二塁間に立ち止まっていたため、走者は一塁に戻れなくなって、触球されました。

一塁塁審はどのように裁定するのがよいでしょうか。

  1. 走塁妨害を宣告して、ボールデッド。走者は一塁への安全な帰塁を認める
  2. 走塁妨害を宣告して、ボールデッド。走者は二塁への進塁を認める
  3. 走塁妨害を宣告して、ボールデッド。走者は妨害発生の瞬間にいた位置で判断して、近いほうの塁に向かわせる
  4. 守備妨害を宣告して、ボールデッド。走者はアウトになる。
  5. ボールを持っていなかった野手がそこにいただけのことでボールインプレイ。走者は触球されたのだから、アウトになる。

ランダウンプレイ中って、走塁妨害、守備妨害、悪送球など、いろいろなアクシデントが起こりやすくなります。

 

第3問の答え

 

第4問 テイク○ベース?

1アウト 一塁で、打球はショートゴロ。

ダブルプレイとなりそうな展開でしたが、一塁走者の足が速く二塁はセーフ。

二塁ベースカバーに入っていた二塁手は、送球を受けると一塁に投げましたが、これが悪送球となって一塁側ベンチに入ってしまい、審判員はボールデッドを宣告しました。

この場合、一塁走者、打者走者をどの塁に進めて試合再開とするのが正しいでしょうか。

  1. 一塁走者は三塁に、打者走者は一塁に進める
  2. 一塁走者は三塁に、打者走者は二塁に進める
  3. 一塁走者はホームイン、打者走者は二塁に進める
  4. 一塁走者はホームイン、打者走者は三塁に進める

※この問題は、できればそのように裁定する理由も考えてみてください。内野ゴロで悪送球だからテイクワンベース?いいえ。その理解は間違っていますよ。

▼ヒント

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第4問の答え

 

第5問 なぜ1点入るのか?

1アウト満塁で攻撃側はスクイズ。しかしバントした打球が投手前に小フライとなりました。
投手はこのフライをダイビングキャッチ。全ての走者は飛び出していて、このとき三塁走者は本塁を踏んでいました。
投手は帰塁しようと慌てて戻っている一塁走者を見て一塁に送球、一塁塁審はアウトを宣告しました。

野手が全員ベンチに戻ると、スコアボードに1点の表示が入りました。さて、なぜ1点が入ったのでしょうか。

 

第5問の答え

 


 

いかがでしたか。全部答えられましたか?

「答えが分かる」だけでなく、「なぜそういう判定・措置になるのか」の理由まで答えることができたでしょうか。

 

 

ここからは解答編です。

 


 

解答編

第1問の答え

答えは、

「4. 一塁走者は触球を避けるため走路を外れたのでアウトだが、ボールデッドにはならず、打者走者は送球より先に一塁に到達したのでセーフ。」

です。

例えば長打を打ったときなどは、しばしば走者が走路を外れ、外に膨らんで走ることがありますが、 このことは、規則で特に禁止されていません。

しかし、野手が触球しようとしてきたら、 その走者と塁を結ぶ直線を中心として左右へ各3フィートが、その走者の走路となります。

野手のタッグを避けて走路の幅を超えて逃げた場合に、スリーフィートオーバー(アウト・オブ・ベースパス)が宣告され、タッグが成功していなくても走者はアウトになります。

なお、ボールデッドにはならないので、打者走者の走塁もその後の二塁手の送球もプレイとしては有効です。

 

▶第1問の問題文をもう一度読む

 

▼このプレイのルールを詳しく解説した記事はこちら

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第2問の答え

答えは、
「1. 前にいるべき走者に三塁の占有権があるので、三塁走者セーフ、二塁走者アウトになる。」

です。

野球のルールの大原則として、2人の走者が同時に1つの塁を占有することはできません。 通常、2人の走者が1つの塁に触れているときは、前位の走者(前を走る走者)にその塁の占有権が与えられます。後位の走者(後ろを走る走者)は、塁に触れていても占有できないので、触球されればアウトになります。

混乱しやすい場面なので、 審判員は、どの走者がアウトになるのか走者を指差して「セカンドランナー、ユー、アウト!」などと宣告します。必要なら「ユー、セーフ!」も行います。

 

▶第2問の問題文をもう一度読む

 

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第3問の答え

答えは、
「2. 走塁妨害を宣告して、ボールデッド。走者は二塁への進塁を認める。」
です。

ボールを持たない野手が走路に入って走者の進路をふさぐことは認められません。

まず、守備側のプレイの対象となっている走者が走塁妨害を受けたときは、その瞬間にボールデッドとなります。

そして、この問題場面は走者が一塁方向へ進んでいるときの妨害発生ですが、走塁妨害のルールで、妨害を受けた走者には1個の安全進塁権が与えられるので、一塁走者は二塁に進塁できます。妨害発生時の進行方向は関係ありません。

 

▶第3問の問題文をもう一度読む

 

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第4問の答え

答えは、
「3. 一塁走者はホームイン、打者走者は二塁に進める。」
です。

そんなバカな!?…と思った人、いませんか?

そもそもこの事例は、単純な内野ゴロで悪送球ではありません。二塁送球後、ダブルプレイを狙っての一塁悪送球です。

また、悪送球でボールデッドになった場合は、送球が野手の手を離れた瞬間の走者の位置を基準として、2個の安全進塁権を与えるルールになっています。

二塁がセーフだったのですから、悪送球が二塁手の手を離れた瞬間、一塁走者は二塁に到達できています。よって、二塁を基準にテイクツーベースとなるので、本塁まで進めるのです。

一方、打者走者は一塁に到達できていませんから、バッターボックスを基準にテイクツーベースで、二塁まで進むことになります。

 

▶第4問の問題文をもう一度読む

 

▼このプレイのルールを詳しく解説した記事はこちら

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第5問の答え

答えは、

「三塁走者が、一塁走者の一塁アウト成立より先に本塁を踏んでいたから。」

です。

ご存知の方もいるかもしれませんが、この問題の元ネタは、ドカベンで描かれた有名なエピソード 「ルールブックの盲点の1点」です。

本来フライが上がれば走者は投球当時の占有塁にリタッチする必要があるのですが、この三塁走者はそのまま本塁に突入しました。

すると、ひとまずこの走塁は認められ、球審は、一塁のアウトと三塁走者の本塁到達とどちらが早かったかを明示します。この場合は三塁走者のほうが早いので、球審は本塁を指さして 「スコア!」と宣告します。

ただし、三塁走者にはリタッチの義務が残っています。守備側は一塁走者のアウト成立後でも、三塁でアピールプレイをすることで、三塁走者の得点を無効にできます。

しかし、守備側はこのアピールプレイをしなかったので、三塁走者の得点は正式に認められてしまいました。

ちなみに、この事例と同様のことが、30年以上の時を経て、2012年の夏の甲子園で本当に起こっています。

 

▶第5問の問題文をもう一度読む

 

▼このプレイのルールを詳しく解説した記事はこちら

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今回の5問は、すべて実際の試合で起きたトラブル事例です。

「そんなこと、本当に起こるの?」と思っていたら、突然目の前で起きることがあるのが野球です。

1問でも「なるほど」と思えたものがあれば、いざその場面に出会ったとき、きっと周りに説明できるはずです。

 

▼野球ルールクイズ第1弾はこちら

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