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何もしないこととダンバー数

先日上司にデイケア稼働率をあげるために、利用者の活動状況をレポートに上げるように言われました。
利用者の活動状況・・・? どのようなデータがほしいのでと確認したら、まさかの「何もしないでいる人を洗い出せ」との指示でした。
さて、何もしないとは・・・?

 

 

 

20年前の考え方

通所施設とはいえ、人の生活をまだ時間という「縦線」と、活動という「横線」の網目としてとらえ、その網目が細かくなることが充実した時間だと考えている人がいたことに、まず驚きました。時間線と仕事内容線の網目を細かくするというのは20年以上前の仕事のマネージメント方法で、当時いろいろな研修でも取り扱われ、説明をされていたものです。実際に作業がメインの仕事であれば、今でもこの方式を用いれば、職員の稼働率は上がるのは確かです。これだけ人手不足の時代が到来し、人と人との関りにもいろいろなハラスメントが発生する現代において、職員は黙々と仕事に打ち込めるんですから、現代にこそふさわしい仕事方法かもしれません。でも対人がメインの福祉業界には当時から全然通用しないマネージメント方法だと言われていました。それをまさかの利用者に向けて行おうとするそのナンセンス、・・いえ無意味以上に負担をかけることがまだわからないでいることに、マネージメント能力のない上司だと溜息をつくほどです。


そもそも何もしていないでいる時間って

通所系サービスは、利用者一人一人の利用した一日のプログラムの組み立てることを義務づけられています。私が現場職員だったデイサービスは、それはそれは小さなデイでして、目指せ全体収入ひと月300万円が目標値でした。そんなデイサービスだったので、毎日入浴を済ませたら、ひとつの催し物を全員でやるのが精一杯でした。それでもお祭りや演芸の週間は利用数がぐっと伸びるんです。それだけがやりがいでした。
一方今勤めている職場は、毎日平均利用で100人を超す巨大なデイケアです。デイケア利用中はさまざまなプログラムや設備が用意されています。さまざまな運動機器や習字や編み物、絵にエレクトーンも数台設置され、一日たっぷりいろいろなことができる仕組みになっています。成功している通所サービスと言っていいんでしょうが、最近利用率が落ち込んでいます。私の上司はその原因を、利用者の活動量が減っていることが原因だと考えたというわけです。
私はこれらの趣味などの活動状況をレポートにするよう言われたわけです。

私はこの指示に、以下の様な事をまとめました
・何もしないの定義が欲しい
・何かしているということは、①入浴、②リハビリや運動器を使ったアスレチック、③食事、④趣味 などの活動だけを指していないか?
・①~④以外にも、⑤入浴後やリハビリ後などの休息時間、⑥食事前の着席時間と食事後の時間、⑦帰り支度と送迎車に乗るまでの待ち時間も発生する
・利用者はこの⑤~⑦の間に、周りの同じ利用者と会話を楽しんでいる人も多い(ソーシャルグルーミング)。逆に①~④は活動が忙しく、十分な会話を楽しめるような仕組みになっていない
・特に④が減るというのは、利用者の高齢化が進んでいることが原因であり、趣味活動の稼働率をあげることよりも、プログラム内容の見直しが必要な状況なのでは?

と回答しました。
恐らく、上司の見当違いを指摘する内容だったので、私は今回でこれらの運営管理からはハブられたと思っていますが(笑)

 



ダンバー数

回答時に指摘したかったことがもう一点ありました。それは、平均利用者数の多さについてです。
平均利用者数が多いのはいいことですが、私がやっていたころの小さなデイサービスからみると、まず職員と利用者の関係があまりにも希薄だという印象を受けます。
小さな通所サービスは、ちょっとしたスナックなどと同じで、職員目当てで来てくれる利用者もいます。あの職員が「来て」といっていたから行くんだ、と律儀な方も多いんです。その代わりその職員が辞めたり配置換えがあると、ぐっと利用者数が減る原因にもなります。ある意味で属人化の典型なわけです。職員と利用者の関係を深めるということは、一時は利用者数を延ばすかもしれませんが、職員の負荷が強くなる問題を含みます。
となれば、かかわりを深くする利用者を限定するというやり方を導入するべきだと考えます。
ここで指標になるのがダンバー数なのではないでしょうか?

参照元wiki

ja.wikipedia.org

社会学の専門家ではありませんが、100名~150名という集団で、かつ高齢者となれば、ダンバー数の適正値はもっと下がるような気がするんです。
認知症でなくても、加齢により認知能力も落ちる以上、ソーシャルグルーミングができるのは、最小の20~30名程度なんだろうと。
大きな集団と捉えず、20人ごと用途に合わせた小さなグループを作るという手があると考えます。性別・年齢層・認知能力でそのグルーミングの内容も変わってくると思うんですよ。グループ分けは、これからの利用者のさらなる高齢化に備えることになると思っています。




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