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福祉施設の全館wifi化の必要性について

これまで、
医療DXについてや


福祉と医療現場のWIFIの重要性とICTについて書いてきました。


今回は福祉施設の全館WIFI化の必要性について書いてみます。

 


厚生労働省インフラ長寿命化計画(行動計画)


水道、医療、福祉、雇用、年金などの分野で地方公共団体独立行政法人等が管理する各インフラについて、的確な維持管理・更新等が行われるよう、

~中略~

インフラの維持管理・更新等を着実に推進するための中長期的な取組の方向性を明らかにするため、インフラ長寿命化計画の策定が求められている。

 

とされており、特に福祉施設においては、施設の劣化状況の確認だけではなく、災害発生後の緊急点検等の不定期な点検も含めた内容になっています。
また、近年の行動計画には

 


(5)新技術の開発・導入
・建築物全般に係る点検・診断、長寿命化に資する材料・構工法等について、業界団体や関係省庁から新技術の活用やメンテナンスコストの低減に係る好事例などを収集し、特に社会福祉施設等に関わりが深い新技術が開発・導入された場合には、社会福祉施設等への情報の共有に努める。

 

と掲載が変わりました。

引用元:厚労省

厚生労働省インフラ長寿命化計画(行動計画)|厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/topics/2015/04/dl/tp0416-01-r07.pdf


福祉施設を重要なインフラと考え永続的な利用を見据えた計画というわけです。
でも、この中に「人材確保」や「全館WIFI化」などの文言は一言もないんです。長寿命化計画とは別途になっています。

厚労省は福祉DXというのはやっていませんし、介護DXというのはありますが、こちらのDX化は自治体へ向けたもので、マイナンバーを利用した介護保険被保険者証のペーパーレス化がメインなんです。

 

福祉施設のDX

福祉施設のICT化は医療から比べれば、格段に遅れているのは疑いようのない事実です。
とはいえ福祉においてのDX(デジタル・トランスフォーメーション)化が不必要だという人もいないと思います。前段でも書いた人材確保や作業の効率化による職員の負荷を減らす施策をとることこそが、福祉施設というインフラの長寿命化につながると思いますよね?

でも、なぜ福祉業界は医療業界に比べICT化が遅れたのでしょうか?
人材難なのは福祉業界も医療業界もずいぶん昔から同じです。相違点としては、救命としての幅広い知識を有するという意味では、取り扱うデータの正確性やデリケートさが違うのは否めません。ですが、取り扱う個人情報量から言えば福祉業界のほうが多いと感じています。
両業界を比べたときに、ではどこで差ができたのかと考えたときに、そこには作業効率の必要性についての温度差なのではないかというのが持論です。
未だに「PCが壊れたら紙で用を足せる」と考えている経営者はどちらの業界にも多いです。でも薬剤ひとつをとっても、ひと病院5000~10,000種類の処方を取り扱い、それらを診療報酬明細書(レセプト)を出すとなればレセコンは必須になります。それに比べ福祉施設は、ほぼ国保連のソフトに基づいた請求データを提出するだけです(保育園は別)。最低限必要なものだけ効率化されているので、後のものには効率化を求めてきませんでした。効率化より職員数だけに着目した結果がここになって出てきてたのではないかと思っています。


人材確保のためのDXには

では、福祉施設において作業効率を上げるDXには何が必要でしょう?
いつ完成するかわからない、人型ロボットの職員ができるのを待っていては間に合いません。今いてくれる職員の負荷を減らすためには、介護ロボットなどの見守りセンサー系の導入が必須となります。そのためにはWIFI化が必要なんです。
こういうと「福祉施設にだってWIFIくらいあるよ」という方もいるんです。家庭用ルーターがただあるのと、施設内全館WIFI化では雲泥の差があります。
そもそも、福祉施設は鉄筋コンクリート化が必須となっています。つまり家庭の様にWIFIルーター一つ置いたくらいでは、隅々までWIFI網をいきわたらせることはできません。
全館WIFI化にするため、隅々までWIFI化するためにはアクセスポイントか中継器を置く必要があります。

アクセスポイントとは有線LANを引いてそこにネットワークを増やす機器

中継器とは元になる無線LANを増幅する機器

となり、アクセスポイントを作ろうとした場合、別途配線工事が必要となります。
なので福祉施設の多くは安易に安価な中継器を設置しようとしがちです。
ところが、福祉施設でも特に介護業界って、複合的に事業を展開していますよね?例えばグループホームを母体として通所と訪問介護などの併設です。これは職員を多く抱える施設であればあるほど複数の事業展開が必要になります。要するに長く運営している事業所ほど複合的にサービスをしないと職員維持が計れないんです。そんな複合施設において、中継器を置くとどうなるか?もちろん事業所同士のWIFIの干渉が起きてしまうんです。複合的に事業を行うほど中継器ではなく、費用が掛かってもLAN配線を必要とするアクセスポイント化が必要になります。という工事が全国の事業所・施設に必要だと私は思っています。



最後に

DX化が大きく話題にはならなくなった昨今ではありますが、まずは人材維持のためにも全館WIFI化をすることが必要だと思います。そして、介護ロボット補助金などを利用し作業の効率化をしていくことこそが、介護DXや福祉DXの始まりだと思っています。

 




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