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福祉においての経営的判断とは?

「これは経営的判断です」などと強い口調で上司に言われたことはないでしょうか?
なかなか強い言葉ですよね。なにかこちらがうかがい知れないところで、余程の試行錯誤を経て出した答えなんだろうなーという印象を与えませんか?

この言葉を考えてみたいと思います。

 


どうしてそう感じてしまうのか

まず、介護や保育の現場職員からすれば、職場のえらい席に座る、職員中数%に選ばれないとその席に座れないような立場の人が言うから、という漠然としたものが一番だと思います。
きっと自分たちが知らないような、知識や経験の元で導き出されたと信じ込ませるような言葉ですよね。
でも考えてみてください、これだけインターネットが発達して、誰でも情報が手に入れられる時代になったのに、私たちが知らない知識や経験って何だろうと思わないでしょうか?
なので、そんなものはないという前提で話を進めると、まずわかりにくいのが会計基準・財務諸表などの知識だと思います。
数字というだけで毛嫌いする方もいますよね。じゃあ、その数字の世界で判断をするものって何でしょうか?


経営=会計 ですか?

会計基準を覚えるのはとても難しいと思いますよね。でも、偉い席に座られている人は、本当に会計基準を知り、幾多の事業を経営してきている人なんでしょうか?
中には、多くの事業を手掛けた人もいるでしょう。でも飲食業も並行して事業を行っていた人が、社会福祉法人会計を無視してこのような事件を犯した後で、「ほかの事業と比較する力が私にはある」なんて言う人も、もう私はなんだか信じられません。

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逆に、福祉現場上がりの人が偉くなって、会計基準のことを語りだしても、ひとつも起票(会計用語)したことないのにと思ってしまいます。もし会計をやっていた私に説明されれば、内容の粗探しをしたくなってしまいます。


特に社会福祉法人会計において、クローズされるであろう法人の錬金術ブラックボックスなんてものも存在しません。

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ただ情報公開されているであろう情報には、フェイクされている部分があることは覚えておいた方がいいかもしれません。
その数字を真に受けるのではなく、同じような事業を行っているところと比較すると、どうみても数字が変な法人もあるものです。それがわかるだけで、社会福祉法人会計はもう上級クラスの知識だと思いますよ。

本来は職員一人が生み出すであろう生産率や、減価償却累計額と比較した積立金なども見るべきでしょう。でもそもそも論でいえば、処遇改善加算という初めから介護員・保育士に支払われるような補助金があるのに、生産率も、その生産率と比較した積立額の在り方も、福祉以外の事業と比較しようがありません。比較できるものがないんです。

ただ言えるのは、どの分野の福祉施設も、この物価高騰で赤字が膨らんでいることは間違いありませんが。


では真の経営的判断とは?

この答えについては、とてもシンプルです。事業拡大のようなイケイケドンドンな判断だろうと、補助金や加算をあえて取らない後ろ向きな判断だろうと、その判断によりプラスに転じられるかどうかだけです。
もっと具体的に言えば、「ツケ」です。そのツケを回収できるかどうかがポイントになります。


参照元:goo辞書

dictionary.goo.ne.jp

ツケとは

1 支払い請求書。勘定書き。書きつけ。「会社に—を回す」

2 その場で支払わないで店の帳簿につけさせておき、あとでまとめて支払うこと。また、その支払い方法。「—で飲む」「—がきく」

3 運。つき。つごう。

 

 

それだけのことなんです。だから、「これは私の経営的判断によるものだ」などという言葉に我々は臆(おく)する必要はありません。それより、その判断はちゃんと回収ができる内容なのか?を見極めるよう、牽制できる知識・力を持つべきなんです。「回収」を見込める話でなければ、それは経営的判断ではなく、ただの家のルール程度の話だと思っていいです。右でも左でもいいことを、「私は経営者です」をアピールしないと、組織のかじ取りができない人で、エッジのきいたことを始めたいだけと推し量っていいと思います。

 



経営的判断に牽制できる力を持つためには

いつも私は思うことがあります。注視しなければならない時に、目のあたりに力を入れてみたからと言って、注視してるとは言えませんよね?よく臭いを嗅ぐために、鼻の穴を広げたからと言って、よく臭いを嗅げるわけではありません(多分効果ないと思ってます・・・)。
いくら介護技術を磨こうと、いくら先進的な保育知識を持とうと、経営的判断の牽制にはなりません。大事なのは、関係がないと思っても、発言者が判断をしている材料に目をやり、自分なりに考えることです。
その修練をすることで、必ず力がつくはずです。いつかは経営者に求められる力になるかもしれませんよ。頑張ってください。

 




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