私立大学の入試に変化が起きています。
一番の理由は、2016年から行われてきた、入学者数超過に対する私学助成金の減額でしょうか。
上記記事によれば、大都市圏の2018年の入学者数の定員超過が2014年と比較して抑えられた成果がみられたとのこと。
定員超過が抑えられたのはなぜか。
合格後に入学を辞退する数を見込んだ合格者数を絞ったからでしょう。
同じ募集定員で合格者数が減るなら、事実上の難化です。
さらに、大学入試全般に安全志向が高まっており、難関校が余計に避けられる可能性があります。
そのような状況の中で、2019年度入試の出願状況が2018年度と比較してどうなっているか、早稲田大学と慶應義塾大学について簡単に調べてみました。
数値は2/1現在ですが、出願締切から約1週間経過していますので、集計はほぼ終わっているものと思われます。
早稲田大学の一般入試出願状況。

(2018年:http://www.waseda.jp/nyusi/ebro/ug/admissions_jp_2018/html5.html#page=179)
(2019年:http://www.admission.waseda.jp/shigan_list.pdf)
先進理工学部が大きく増加していますが、2018年と比較して減少した学部も多くみられます。
教育学部では2019年入試から指定校推薦制度が始まり、一般入試の募集人員が減っています。それによって志願者数自体が減少したためか、倍率上昇はわずかにとどまっています。
慶應義塾大学の一般入試出願状況。

(2018年、2019年:http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/shigansha.html)
こちらも、志願者数は全般的に減少傾向です。
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おそらく、ボーダーラインあるいはチャレンジレベルの出願が減少し、1ランク下の大学に移っているのでしょう。安全圏にあっても念のため受験校を増やす人も増えるでしょうし、玉突き的に下のランクの大学が難化しそうです。
今後はますますAO入試や推薦入試が増加し、一般入試枠は減っていくことになるのでしょう。
となると、高校時代までの各種活動の実績が一層重視されるようになります。ペーパーテストの一発勝負に強いタイプにとっては、今までより苦しい時代になりそうです。