
先日、妻の実家へ遊びに行った。やってることと言えば、畑仕事なのでこっちにいるときとそう変わらないけど、やっぱり量と質が格段に違って勉強になった。


今年はニンジンが豊作だ。これは人手がないと面倒見るのも収穫も大変そうだ。趣味で野菜つくりをしていたはずだったけど、本業以上におかあさんは忙しそうだ。


軽トラの荷台が野菜でいっぱいになった。ニンジンと里芋、大根、かぶ、ゴボウ。どれもうちの畑では育てたことのない野菜ばかりだ。

小雨がぱらつき始めた頃、ちょうど後片付けが終わった。指先や耳が少し冷えているのが分かった。風呂に入って薪ストーブの前に陣取って暖をとろう。その為に冷えたと思えば悪い気はしない。

子どもたちと風呂でしっかり温まったつもりだったけど、着替え終わると熱がどこかへ消えていってしまう。山の上にある妻の実家は、秋といえど冷え込みが厳しい。子どもたちは寒さなんて感じないんだか、早く半裸で笑いながら駆け回っている。どうなってんだろう。犬だってもう少し寒そうにするんじゃないのか?
もっぱら僕は頼まれもしないのに、火の世話をする。世話と言っても何をするわけでもなく火を眺めているくらいだ。いいよなぁ。ずっと見てられる。

ストーブの中に放り投げておいたサツマイモ。薪ストーブで作る焼き芋が一番好きだ。

見た目がジャガイモっぽくなったけど、正真正銘、サツマイモ。気のせいかも知れないけれど、薪ストーブで焼くと、しっとりした仕上がりになる気がする。イモ特有のパサつきがない。焼き芋で小腹を見たし終わると、みんなそれぞれの持ち場へ帰っていく。
残った僕と娘は、薪ストーブから掘りごたつに移動しだらだらヌクヌクしていた。

お勝手の方が忙しそうだった。妻が大根とおろし金を持っていたので、やっておくよと声をかけて引受けてきた。娘を膝に乗せ、パウパトロールを見ながら大根おろしを作る。悪くない。元々、とても気さくな妻の両親だったけど、もうほんとに最近は僕も変に気を遣わないようになり、しっかり家族の一員としてここでの暮らしにも根をおろせている気がする。