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情報に高い値段がつくのは情報を喰ってるやつがいるからだ

古来からの価値誤認詐欺の現場といえば骨董屋と不動産ってなもんだと思いますが、現代のウェブにおいてはどこもかしこも情報格差による詐欺的な行為が蔓延している世界になっちゃっておりますな。元々骨董屋なんて掘り出し物を探そうとしている素人と、客の眼力を試している風の実質詐欺をする店主のせめぎあい風なお遊びの場だよね、とか、古本屋のせどりなんて胡椒の貿易の親戚だよね、みたいな話でしかないんだけど、安く買って高く売る、という行為ってのは結局のところ、情報やリスクを換金する行為ということに他ならないわけです。
インターネット黎明期におけるe-Bayとかはそれこそ宝の山で、日本では高値のつくビンテージな楽器のパーツ(楽器本体は海外に送ってくれないことが多いので)などが良く破格の(そりゃ見る人が見ないとゴミなので)値段で売りに出てました。
日本でのヤフオク黎明期も似たような感じですが、人が増えてくるにつれて、わかっている人が集まる市場になってしまったので、市場として成熟してしまい、掘り出し物 or ジャンクみたいな構図になってしまうという末路を辿ったわけです。そういう中で人が増えることによる弊害のほうがはっきり見えてきた結果として、エスクローサービスとかいろんな手段でそこのデメリットを軽減しようとしてきた比較的真面目に運営されているサイトでもありました(まあ色々言いたいことがある人は多いだろうけど)。
つまり、情報格差で喰えるのはそのマーケット黎明期くらいで、その後は真っ当な(利ざやが普通程度の)取引以外のことはめったにされない、というのが健全であるとも言えますね。しかし人間は欲深いものなので、できるだけ安く買いたいしできるだけ高く売りたい。なので、あの手この手で安く買って高く買おうとしますよね。その欲望が不健全な市場を生み出すし、そこで売り買いされているのは結局のところモノの本来の価値ではなく、そのモノの価値という情報なわけです。情報への値付けの原資は人の欲望なので、際限なく資金は投入され、マーケットの不健全性はなかなか払拭できない。でも、結局のところ、人間が欲望を抑止するだけであっという間に潰れるんですけどね、そのマーケット。サ終するアプリみたいなもんですよね(アレも結局別の意味で情報に価値をつけて売っている商売ではある)。

実のところ、テクノロジーは情報の格差を埋めることに一役買っていて、お買い得商品というのはすぐ情報が出回ってフラットになってしまう。情報を得るスピードの早さは現代でも価値を持つけど、賞味期限は短くなったよね。しかし、人間の欲望は尽きないので、情報やテクノロジーが悪用されることになる。それが限定品(限定に限らず、初期出荷数が少ないなども)やチケットの転売だよね。情報だけじゃなくて、人員が必要なのが誰でもできるものではなかったりもするけど、ウェブで完結するなら購入BOTみたいなのも使われるしね。

もっと悪いのが、詐欺や犯罪で、最近メルカリで話題になったやつ(これも昔からあるんだけど返品詐欺とかね)とか、昔良くあった現金売る(闇金)やつとか、カード換金とかそのへんの一連のやつとかもそうだよね。これは必ずしも当事者の欲望に根ざしたものではない(通常の商取引の範囲のつもり)人が被害に合うことも多いからなんともかんともってところがあるんだけど、そうするとそもそも商取引プラットフォームの信頼性とはなんぞやという話になってしまう。この一連の話でメルカリがヤバいのそういうところであって、まあ悪いのは詐欺を実行するやつではあるものの、それが横行するマーケットであるということを払拭するような動きができないと死んでしまいますね。

個人的にには例えばだけど「限定1万個」みたいなのに高い値段がつくのはよーわからんくて、そもそも1万個もあるものが限定としての価値は持たないよね、という気がするんだけど、それでも欲しい人が1万人以上いたら高くなってもおかしくないよね。でもおそらく実際にはそんなにいない。それが欲しくなっているのが本当に欲しいからなのか、というのが怪しいものだってあるよね。「このあと高くなりそうだから」欲しい、なんてのはまさに情報を喰ってる(つもりでブラックホールな情報市場に金をばらまいている)ということにほかならないんですよね。あるいは、「知ってしまったから」欲しい、というのもあるよね。インターネットがない時代なんてそんなものが売られていることすら知らなかった人が大半だったわけだから。不思議ではある。本当に欲しいの?ということをみんながもう一度見つめ直したら、話がだいぶ変わってくるかなあと思わなくもないですね。




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