Arduinoは一種のオープンソースハードウェアで、回路図等もクリエイティブコモンズで公開されています。そのため誰でもクローンをつくることができ、さらには販売することもできます(Arduinoという名前を使わないことが条件)。
このおかげで中国を中心にいろんなメーカーから互換機が出ており、ただ安いだけのものから機能が追加されたものまで、独特の生態系が広がっています。今日はそんなArduino互換機の世界を少しご紹介したいと思います。
なお、全部買って使用しているわけではないので品質や細かい仕様等は各自調べてみてください。
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1.色が違う
まずわかりやすいところから。色が違うArduino Uno互換機です。
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本家と合わせると青、赤、黄、緑、黒と5色そろいます。電子戦隊アルドゥイージャーが結成できますね。今の本家は緑っぽい色ですが、昔は青色だったため、青いやつはちょっと懐かしい感じがします。
2.USB端子が違う&アナログピンの数が違う
普通のArduino Unoって、USBの接続端子がBタイプなんですよ。プリンタとかについてるやつ。
こんなケーブルふつう家にないじゃないですか。家にあったとしても出先で急に使いたくなった時ないじゃないですか。
そこで、これです。
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マイクロUSB!!
スマートフォンの充電端子によく使われているので、「そのへんにケーブルが転がってる」率は圧倒的に高いです。
しかもこのUno、それだけではない。右端の方をよく見てください。

ふつう5番までしかないアナログピンに、6番と7番がある…!
「ATmega328P*1ってADコンバータ6chしかなくない?なんで?」と思ったのですが、表面実装版は8chあるようです。それを全部使うとA7ポートまで作れるという。
そんなにたくさんアナログポートを使う機会があるかわかりませんが、たくさんあって損はないでしょう。
3.ピンの数がすごい
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これ、ちょっとよさそうだったので購入しました。

Arduino Unoとの比較

サーボモータが直結できる!
便利!
たくさんあるピンについては、上から見るとわかりやすいです。

まず目につくのはSVGって書いた黄赤青3行のピン。SVGはSignal, Voltage, Groundです。要はデジタルピンやアナログピンの1個1個に、専用の電源ピンがついているということです。なのでサーボモータのコネクタが直接刺さります。便利!*2。アナログの方は可変抵抗とか繋ぐのに便利かもしれません。
あと右端の上下に4本ずつ縦に並んでるのは、シリアル通信とI2C用のピン。
どれも本家のArduino Unoにもある機能で、配線が分岐して別ピンとして出ているに過ぎないのですが、機能ごとにまとまっている配置は配線の取り回しがしやすそうで気が利いてます。
左のまんなかへんにスライドスイッチがついているのは、これで5Vと3.3Vを切り替えることができます。
まだ届いたばかりであまり使ってませんが、サクッと何か試してみるにはとにかく便利そう。
4.ブレッドボードがついてる
地味なんだけど結構いいじゃんと思ったのがこれです。ブレッドボード付き。

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普通に配線してるとジャンパ線に引っ張られてどちらかが浮いちゃってガクガクしたりすることがあるので、位置が固定されてるのはちょっといいかもと思いました。
ただこれ、Amazon見に行くと値段がすごいことになってるんですよね。ガッカリ、と思いましたが…
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5.とにかくなんかいっぱいついてる
- 出版社/メーカー: GAOHOU
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- 出版社/メーカー: keyes
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- 出版社/メーカー: HiLetgo
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刻印されてる名前がいい。リッチ・ウノ。
上の図のうち、本家Arduino Unoには搭載されていない機能を列挙します。
- 4ケタ7セグLED
- ブザー
- リアルタイムクロック
- 温度センサ
- 赤外線受光器
- 4chタッチセンサ
- 各モジュールのON/OFF用ディップスイッチ
- ATmega328Pは取り外ししやすいゼロプレッシャーソケットで搭載
- ノブセンサ(可変抵抗?)
- MP3プレーヤーモジュール(マイクロSDカードスロット付き)
盛り盛りですね。各ピンの配置は通常のArduino Unoと同じになっているので、このうえにさらにシールドをつけてカラー液晶を搭載したりすることもできます。
「なんかすごい」というインパクトだけでついつい買いそうになります。これだけついて2,500円っていうのも妙に安い。
ちなみにリモコンとMP3用のスピーカ・SDカード、RTC用のバッテリがついた完全版もあります。
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Nanoのバリエーション
Arduino Unoの互換品については以上です。続いてはArduino Nanoの互換品をちょっとだけご紹介します。小さいやつです。

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まずはこちらもUSB端子がMiniBで絶妙にイヤなので、microUSBのバージョンです。

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まとめ
紹介は以上です。Arduino互換機を買う動機って「安いから」が多いと思うのですが、よく探してみるとこういう魅力的なものもあるので、興味があればさらに掘ってみてください。
なおこれからArduinoを始めようと思っている方は、最初の1台に限っては本家のを買った方がいいと思います。後述するような問題もありますし、うまく動かない時に互換機であるせいなのか、それともプログラムや回路が悪いのか切り分けがつかないからです。
おまけ1:互換機でありがちな問題
この手のArduino互換機を買うとはまりがちな問題について触れておきます。
ArduinoにはUSB経由でPCとやり取りするためのモジュールが載っています。互換機だとCH340という安価な部品が使われることが多く、これはオリジナルとは別のドライバが必要なので、Arduino用の環境設定をしてもこれを認識してくれないんですね。その場合、このあたりを見てドライバをインストールすると動きます。またMacの人はこのへんも見てください。
余談2:互換機じゃないけど似てるやつ
正確には互換機じゃないのですが、なんか似た感じのやつもついでにご紹介します。

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サイズ比較。左からUno、Nano、Digisparkです。これもArduinoの開発環境で使用できますが、設定が必要になります。容量が少ないので大したことはできないけど、とにかく薄くて小さいので何かに埋め込みたい時に便利。
ArduinoでいうとLeonardoに近い感じです。キーボードやマウスとして振舞えるので、Unoとはちょっと違った遊びもできます。
上に貼ったのはこれはフルサイズのUSBですが、microUSBがついたクローンもあります。

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長くなりましたが以上です。










