1. 金を使うことに躊躇がなくなりつつあって、ACの新作プラモとブレイク詩集を即座に買ってしまいました。アマプラも入ったので昨日注文したプラモデルが今日届いた。早い。
今日はとりあえずロックスミスの上半身を組み立てました。ゲームしてるとき全然気づかなかったんですけど、頭と足はMELANDERなんですね。色や組み合わせが違うと印象もだいぶ変わります。VP-40Sはビジュアル的に一番気に入ってたコアパーツなので、手に入って嬉しいです。
ブレイクの詩集の方は対訳付きなんですけど、古めの英語って格好良くて好きです。ファンタジーっぽい荘厳さがある。私の印象はほとんどソウルシリーズに由来している気もするが……こういうのとか:
"Return from whence thou cam'st. For that is thy place of belonging."
(修道女フリーデに殺害されるたび聞かされるセリフ)
cam'stってなんだっけと思ったら、昔の英語には二人称単数形というものがあったらしく、動詞の最後に-stとか-estが付くようです。よく聞く"Thou art ……"のartも二人称単数のbe動詞らしいです。へ~
調べてみると、こういうのが古めかしくて荘厳な雰囲気を持つようになったのは、欽定訳聖書の影響が強いという話が出てきました。確かにthouって二人称の時点で聖書っぽい印象を受ける。
欽定訳といったらジェームズ1世の命令で作られた聖書ですが、この王様には前々から興味がありますね。悪名高いノース・ベリック魔女裁判の当事者であり、「悪魔学」というオカルト本の著者であり、火薬陰謀事件の標的であり、戯曲「マクベス」に影響を与え、って感じで、色々と美味しいネタが尽きない人です。あのバンクォーは彼の祖先にあたるらしいですよ。
2. ブレイクの詩で一番有名なのはたぶんThe Tygerだと思います(「虎よ、虎よ!」というSFもある)。テーマや虎の描写はリヴァイアサンに通ずるものがあるなあと思っていたのですが、注釈でも失楽園とともにヨブ記の話が持ち出されており、私だけの妄想ではなくて安心した。彼はヨブ記の挿絵も書いてます。多才だ。
この詩人には一方的な親近感を覚えているのですが、実は数年前まではロクに知りませんでした。デビルメイクライで何度も詩が引用されるので初めて読んだくらいです。なんか本を読むきっかけがゲームばかりだな。彼はそのものずばり「ミルトン」という詩も書いているので、そのうちちゃんと読みたいと思っています。
3. ここ一週間でブコウスキーの短編集を読んでいたのですが、本当に数ページで終わる掌編が多いため、逆に難易度が高いかもしれない。最初で理解が曖昧だったり何か勘違いしていたりすると、そのまま話が終わってしまうのです。
といっても、実質的に作者本人が主人公であるような話がかなり多いので、読んでるうちに何となく分かってくる所もあります。とりあえず読んだ中だと"A DOLLAR AND 20 CENTS"が好きですね。あと"TOO SENSITIVE"の最初。
"show me a man who lives alone and has a perpetually dirty kitchen, and 5 times out of 9 I'll show you an exceptional man."
Charles Bukowski, 6-27-67, over 19th bottle of beer.
別に私のキッチンが汚いから肩入れしているわけではない。多分。
文体としてはちょっとヘミングウェイを思い起こさせるような雰囲気があり、実際、短編集の中でもやたら彼への言及が多いです。皆ずっと酒飲んでるのも共通点か。six-packと言ったら腹筋ではなくビールの6本入り容器の話です。
まあ言葉の汚さは間違いなくこっちの方が上ですね。私は電車で本を読むことも多いのですが、本作は不穏当な言葉が多すぎるので公園で読みました。大差ないか……