1. 私は基本的に斜に構えた冷笑野郎で、何にも真剣に取り組まないことをアイデンティティにしているような人間なのですが、なんか、漠然とした憎悪みたいなのは持ち続けています。何に怒っているんだかよく分からない。全部気に食わないんだろと言われたら、まあそうです。何の制約もなかったら、私は対象を欠いた罵詈雑言を延々と書き続けるだろうし、実際そんなことをやっていたこともある。
しかし私は結構自分の宣言したことに縛られるので、度を越してネガティブなことを書かない、と過去に書いたからには、泥酔していたってそれを守りたいと思う。こんなことを書くのも私がいま泥酔しているからである。それは別にいいんですが、先週の日記で「一週間禁酒する」とか書いたのは実際に守っているし、開かれた場所で何かを宣言するというのは、自意識過剰な人間に対してかなり効果のあることだと思います。人からどう思われるかいつも気にしていて、なおかつ一人でいるときでさえ自分自身の視線に雁字搦めにされているような、私に似た性質を持つ人は参考にしてください。
そういうわけで、いま私が手を付けていて、遠からず完遂しなければならない内容をこれから挙げるつもりです。やると書いたからには最後までやり通さなければならない。誰が見てようと見てなかろうと、こういう場所に置くということ自体が、私に対して強制力を及ぼすのです。見切り発車で行きます。
2. 柴田元幸の英文精読教室で、初心者向けに紹介されていた"Never Let Me Go"を借りてきました。移動時間で四分の一くらい読んだ。私は本を一度購入すると、安心してしばらくそれを読まなくなってしまうので、読むべき本がある際には図書館で借りるのがよい。"べき"ってことはないのですが。でも洋書とか普通に読めるようになったら格好いいし……
この本、確か10年くらい前にちょっとした引用がきっかけで知ったのですが、結局邦訳版は読まなかったのですよね。たぶん「わたしを離さないで」っていうタイトルで、恋愛ものだと思って敬遠したのだと思う。今読んでるところで、ちょうど同タイトルの劇中曲が出てきています。こんな話だったんだなあ。
私でもなんとか辞書なしで読めそうなくらいには、洋書の入門者に適した難易度なので、良いものを紹介してもらったと思います。情けないことを言うようですが、素直に子供向けの簡単な本を読むにはプライドが高すぎる。私は作品に関してかなり権威主義者であり、ブッカー賞最終候補作とか聞くと、それを英語で読んでる私までえらくなったような気になる。阿呆め。
大体わかるとはいえ、ちょくちょく知らない単語は出てくるので、読み終えた時の理解度次第では邦訳版でおさらいするかもしれません。本当に読み通せるのかね。私は未だかつて中編以上の洋書を最後まで読めたことがない。日本語を読む時間の数倍はかかるから、途中でだいたい力尽きてしまう。でも書いたからには読まねばならない。きっと読むでしょう。そういうことにしておこう。
3. 酔っ払っているのを良いことに余計な内容も書こうと思います。今書いているものをさっさと完結させるということです。早く解放されたい。私の鬱屈した感情のはけ口みたいな話なので、書いてるとかなり気が滅入る。ここに書くことで、未来の私がこれを処理すべき義務と認識し、早めに終わらせてくれる可能性に期待しています。そんなのは結局望み薄か……
私が読んだり見たりした作品に対し、素直に感想を言えるような人だったらこんな苦労はしなかったでしょう。それができないから無駄な回り道をしている。私の書くフィクションのほとんどは屈折した感想文かファンレターです。実質的には二次創作みたいなものです。我慢できずに途中まで書いて、そのまま放っておかれた文章が、たくさんストレージの底にひしめいています。
私はそのうちの一つを完成させる、とここには書いておくことにします。実現されたら私が早く楽になれる。