明けましておめでとうございます。
今年も新しい年がやってきました。とは言え還暦を過ぎて子供もいない夫婦では、正月も毎年やっていることは代わり映えしません。
私の配偶者の趣味は寺社仏閣詣で、時間があればあれやこれやの神社にお参りに行きたがります。対して運転手の私は渋滞が嫌いで配偶者は人込みが苦手、さらに配偶者はお参りする時は静かにお祈りしたい性分。そこで三が日は比較的すいている神社にお参りすることになっています。
*神社巡りについては、こちらの記事を書かせていただきました。
元日は羽黒神社。仙台市の住宅街にある神社ですが、なぜかいつも閑散とした状態。そんな神社ですが配偶者は山形県の庄内地方出身なため、羽黒神社と併祀されている月山神社・湯殿山神社は縁を感じるらしく、10年以上元日はこちら、とルーティンになっています。お参りする場所が4か所(外に愛宕神社、竹駒神社の祠もある)あり、充実感満載。そしてお参りが終わると神社の方が優しい声で誘っていただく甘酒は、心身ともに暖かくしてくれます。
そして三が日の内に参詣するのが、名取市にある熊野神社・熊野本宮社、熊野那智神社。和歌山にある熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の分祀ですが、全国で唯一、三社をそれぞれ分祀したとされています。配置も本山に模したとされていますが、こちらは三山巡りも車を使えば30分ほどで、手軽に参拝できます。私たちはこちらの神社への参拝がきっかけで、和歌山の熊野三山にお参りに行くことにしました。
そしてこちらも、三が日にもかかわらず余り混雑はしていません。
中でも熊野那智神社は高台に位置するため、併設されている展望台から望む名取平野とその向こうにある太平洋の光景は見事。またネコちゃんがあちこちに鎮座ましまし、「ネコ神社」としても有名です。(クマ🐻が出現しないことを祈ります)

*写真を撮るのを忘れてしまったので、名取市観光協会からお借りしました💦
また熊野本宮社は、私たち夫婦が一番お気に入りの神社。こちらも人の日常が感じられる場所に位置していますが、そこから切り取った空間の中に、背景に山を抱き樹木がそびえ立ち、いつ来ても清冽な空気に包まれて静謐な気持ちを抱かせてくれます。
三が日はこのような、本山が他県にある神社を巡ります。そして松の内が明けて混雑が緩和した頃を見計らって、宮城県で由緒のある神社に足を伸ばします。奈良時代からの由緒があると言われる2つの神社、陸奥国一宮の格式を誇る鹽竈神社と岩沼市の竹駒神社。国宝の社殿を抱え、楽天イーグルスを始め数々のプロスポーツチームが集団で参拝に来る大崎八幡宮。そして以前のコラムで紹介した秋保神社と慈眼寺などなど。
当初はいろいろな神様に祈り事をしても混乱するのではないか、と思いましたが、配偶者の「願い事を叶うように祈るだけでなく、祈ることで気持ちが落ち着くのが気持ちいい」との言葉を聞いて、私もそんな気持ちを抱くようになりました。
今年も1年が始まりました。還暦を過ぎると、祈り事も高望みは求めません。心の静謐を求め、世界も日本もそして自分も平穏無事な1年になるのが願いです(けっこう高望みか……)。
改めまして、今年もよろしくお願いいたします。
*熊野本宮社