世界遺産の仁和寺とコラボした嵐電の観音電車が、ネットで「ひぇぇぇぇ! 何だこれは!!!」と話題になっています。
これは一体何でしょう。嵐電はどうしちゃったのでしょう。京福電気鉄道に話を聞きました。
「嵐電沿線にある仁和寺さんの観音堂が、6年に及んだ修理期間を経て特別公開されています(春期は2019年7月15日まで)。このPRのために観音堂をイメージした電車を走らせることになりました。天井からぶら下がっているのは、観音堂のご本尊である千手観音菩薩像の手です」(京福電鉄広報の牧田さん)
千手観音菩薩の手は、人々を救おうとする仏様の心を象徴しているそうです。それを理解してあらためて見ると、最初はちょっと怖かった手がありがたいものに思えてきます。
── 乗客の反応はいかがでしょうか。
「びっくりされる方はいらっしゃいますね(笑)」
── (やっぱり……!)
「この電車で千手観音菩薩に興味を持たれたら、ぜひ仁和寺にある実物の観音堂にもいらしてください!」
── はい!
ということで、早速乗りに行ってきました!
観音電車は、ホームに停まっているだけで存在感たっぷり。車体側面に大きく描かれた千手観音菩薩像のお姿がなんともありがたや。
側面のデザインは左右で違います。反対側の側面には、千手観音菩薩像と千手観音菩薩の眷属である二十八部衆像が描かれています。こちらもありがたや。
ヘッドマークも特別仕様になっています。千手観音菩薩像のお顔のアップと合掌した手のアップの2種類。どちらもありがたーい雰囲気がたっぷりです。
乗車してズバンと目に飛び込んで来るのが、お待たせしました「千手観音菩薩の手」! こちらは「吊り広告」なのです。他の乗客の皆さんもやはりギョッとしていました。
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