ローソンは5月17日、消費期限が近い商品を購入するとポイントを付与する実証実験を6月から一部地域で実施すると発表しました。食品ロス削減が狙いで、今後全国の店舗への拡大も検討します。
食品ロス削減プログラム「Another Choice」として、6月11日から8月31日まで、愛媛県の218店舗(4月末時点)と沖縄県の231店舗(同)で実施します。
朝と昼に納品されれる対象商品に、工場で「Another Choice」シールを貼付。Ponta会員、dポイントカード会員が夕方以降に対象商品を購入すると、対象商品の合計金額(税別)に対して100円につき5ポイントが、購入月の翌月末に付与されます。
また、対象商品の売り上げ総額(税別)の5%を、子育て支援や子どもの食事支援に寄付します。
同社によると、ローソン店舗での食品ロスは年間約4.4万トン。これまでもAI(人工知能)を活用した発注の高精度化や、鮮度管理の徹底による販売時間の延長、値引きによる売り切りの推奨などに取り組んできたとのことです。
今回の愛媛県と沖縄県での実証実験結果を検証し、廃棄ロス削減などの効果を確認し、お客の理解を得られる取り組みだと判断できれば、全国の店舗での展開も検討していきます。
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