文化庁は5月14日、ユネスコ世界遺産委員会の諮問機関イコモスが、仁徳天皇陵を含む「百舌鳥・古市古墳群」(大阪府堺市)を世界遺産に登録するよう勧告したことを発表しました。
今後は6月30日〜7月10日に開催される第43回世界遺産委員会で登録の可否が決定される予定。
百舌鳥・古市古墳群は、45件49基の古墳から構成。古墳時代の最盛期の4世紀後半から5世紀後半にかけて築造され、墳長500メートル近くに達する前方後円墳から20メートル台の墳墓まで、大きさと形状はさまざま。イコモスでは「傑出した古墳時代の埋葬の伝統と社会政治的構造を証明しており、一連の資産は顕著な普遍的価値を証明している」と評価しています。
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