岡山県久米郡美咲町にある「亀甲(かめのこう)駅」の駅舎が衝撃的な形状をしています。駅舎から亀の頭が飛び出すってなんだよ……!
岡山と津山を結ぶJR津山線「亀甲駅」は、全国でも珍しい“亀”をモチーフにした駅舎が特徴的な駅。甲羅の形状になった屋根からは亀の頭が突き出ており、その両目は時計になっているという1度見たら忘れられないインパクトを放っています。
ぐるりと駅舎をの周りを歩いてみると、亀の頭には蝶ネクタイが描かれているほか、黄色がメインカラーの雨に水色やピンクといったカラフルなペイントが施されており、ポップな印象を与えています。
現在の駅舎は2012年ごろにリペイントされたもので、以前は茶色系だった亀の身体を美咲町のイメージカラーだという「黄色」に塗り替え、明るい印象になったとのこと。さらに夜になると亀の目である時計がピカーッと光るんだそうです。
駅舎の中では数匹の亀が飼育されているほか、亀の甲羅をかたどった机が置かれた談話スペースがとられているなど、本当に亀尽くし。駅員さんになぜ亀をモチーフにした駅舎なのかを伺ったところ、近くに亀の形をした大きな岩(通称:亀甲岩)があることなどから町おこしの一環でこの形にすることが決まったと話してくれました。
この他にも美咲町は「卵かけご飯の町」としても知られており、地元の人気店「食堂かめっち。」では、卵かけごはんが食べ放題でおみそ汁と漬物がついた「黄福定食」350円を目当てに多くの旅行客が行列を作ります。
2018年7月に発生した西日本豪雨による深刻な被害を受けた岡山県は今、伊原木隆太県知事らがさまざまな取り組みを行っています。「岡山に観光に来てもらえることが復興につながる」とのことなので、「亀甲駅」や「食堂かめっち。」などいろいろな場所を訪れてみたいですね。
(Kikka)
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