「舞妓さんの顔がイメージしたパルフェ」が食べられるという、京都・岡崎公園(左京区)内のお店、「KYOTO BEAUTY」。はたして、どんな味なのか、なぜ舞妓さんなのか? それを見に、そして食べに、さっそく「KYOTO BEAUTY」に向かってみました。
やってきました、「KYOTO BEAUTY」。平安神宮前(京都市左京区)の、「時代祭」をテーマにしたショップ「京都 時代祭館十二十二(トニトニ)」内の一角に入っています。
赤を基調とした店内は鳥居のようなつくりで、「舞妓さんからいただいた」といううちわもディスプレイされている、京都のイメージが凝縮された空間です。
店内には舞妓さんの焼き印が押してある“ふわふわもちもち”のどら焼きや、その生地を使ってフルーツをのせたパルフェの見本が展示されています。
さて、舞妓さん顔の看板スイーツ「べっぴんパルフェ」をさっそくいただきます。「KYOTO BEAUTY」ではパルフェをイートイン/テイクアウトで食べられます。私はどら焼きとフルーツなどがトッピングされた「べっぴんパルフェ」の「選べるフルーツ3種といちご」(850円)を注文。フルーツはキウイ・マンゴー・ブルーベリーをチョイスしました。
大きくカットされたフルーツ、キウイ、マンゴー、ブルーベリー、いちごがふんだんに盛られていて、どこから食べればいいのかわからず、迷いながらスプーンを入れます。真ん中におかれた茶色のお菓子は道明寺せんべい。さくさくと香ばしいです。
前(どら焼きの方向)からだと、舞妓さんのかんざしに見えるのが「錦玉羮(きんぎょくかん)」。プニプニした食感で、ほのかな甘味がしました。うっすら紫がかったお菓子、琥珀羮(こはくかん)は シャリシャリとした食感で、春は桜、夏はうちわ、そして秋は桔梗など季節によってモチーフは変わるそう。
クリームは甘さ控えめで、トッピングに選んだカカオニブのビターな味わいと甘い香りとマッチしています。アイスは豆乳の風味が印象的で、上品な味わいです。どら焼きはしっとりとしていて、ほどよい弾力と優しい甘味が。つぶあんは甘いけれどしつこさがない自然な甘味です。底の方に向かって食べていると、ざくざくした玄米フレーク、そして最後にはみずみずしい食感と上品な甘さの黒糖寒天が楽しめます。
1つでさまざまな味と食感が楽しめて、食べごたえのあるスイーツでした!
パルフェを食べてお腹いっぱいになったところで、店長の江島さんに「KYOTO BEAUTY」のスイーツ作りについて聞いてみました。
大事にしているのは「京都らしさ」と「舞妓さん」。そして「舞妓さんは美を追求している方たちなのでパルフェやどら焼きに豆乳を使うなど、食材は身体にいいものを取り入れています」とのこと。
確かにクリーム、アイス、どら焼きに使われる豆乳をはじめ、フレークは玄米、クリームにトッピングされていたスーパーフードなど、栄養がありそうな食材いっぱいでした。そして、「京都らしさ」ということで抹茶を取り入れたどら焼きもつくっているとのことです。
お客さんは、若い女性がメイン。SNSをきっかけに来店する方が多く、お店に来た方からは「かわいい」「もちもちしていて食べてもおいしい」というリアクションがあるとのこと。平安神宮観光に外せないスポットになっていきそうです。
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