2018年9月6日3時8分ごろ、北海道胆振地方中東部を中心に、最大震度7を観測する大きな地震がありました。震源地は胆振地方中東部で、震源の深さは約40キロ、地震の規模(マグニチュード)は6.7と推定されています。
地震に伴う影響により、鉄道、空路、陸路の各交通機関で大きな影響が出ています。ここでは、高速道路を中心とした陸路の通行状況をまとめます。
北海道内の高速道路は、札幌、千歳から伸びる各路線で通行止めとなっています。通行止め区間は以下の通り(9月6日11時時点)。
通行止め区間では、警察、消防、救急関係車両、自衛隊、DMAT(災害派遣医療チーム)関係車両など緊急車両の通行措置を実施しており、一般車は通行できません。
【更新】日高自動車道(E63)苫小牧東IC〜沼ノ端西IC、通行止め解除(9月6日11時50分時点)
【更新:9月6日13時50分】通行止め区間は以下の通り(9月6日13時30分時点)。
道央道の札幌南IC〜札幌JCTと札樽道の札幌JCT〜札幌西ICは、周辺道路が信号停電により混雑しているため、通行止めを継続しています。道央自動車道(E5)の「北広島IC」(両方向の入口・出口)と「千歳IC」(両方向の出口)はインターチェンジを一時閉鎖しています。
また、道央道 札幌南IC〜北広島IC間(函館方面)で路面の段差、亀裂が確認されています。
【更新:9月6日17時】道央自動車道 札幌JCT〜江別西IC以外、通行止め解除。接続する一般道の信号停電による混雑のため、道央自動車道(E5)の「札幌IC」(上り方向出口)、「北広島IC」(両方向の入口・出口)、「千歳IC」(両方向の出口)、札樽自動車道(E5A)の「新川IC」(小樽方向の出口)で出入口利用不可(9月6日16時45分時点)。
【更新:9月7日10時】道央自動車道「北広島IC」(両方向の入口・出口)以外のインターチェンジ封鎖が解除されました(9月7日9時10分時点)。
【更新】規制全解除(9月7日14時00分時点)。
【更新】道内高速道路のガソリンスタンドは、燃料供給不足のため給油制限を行い営業。在庫がなくなり次第営業を休止する旨を告知しています。(9月7日時点)。
【更新】NECXO東日本北海道支社は当面の間、節電施策を行うと発表しました(9月10日時点)。
路線バスの旭川電気軌道は、バス全便で運転を見合わせ。Webサイトアクセス不可(9月6日7時50分時点)。
Webサイトは復旧。たいせつライナーは、停電と新千歳空港損壊の影響により全便運休。全車両出庫不可能な状況(9月6日10時30分時点)。
【更新】9月6日は全便運休。9月7日以降の運行は停電の復旧状況に応じて判断すると告知。都市間バスたいせつライナーは、9月6日全便運休。9月7日は旭川駅6時発の1便、南千歳駅12時15分発の4便で運休を決定(9月6日16時50分時点)。
【更新】9月8日、始発から運行再開(9月7日20時25分時点)。
【更新:9月6日17時】路線バス運行の沿岸バスは、9月6日終日運休。9月7日は、朝6時までに停電復旧または復旧の見込みがない場合は、始発から運転見合わせ(9月6日15時45分時点)。
札幌、留萌、羽幌、遠別、豊富、幌延に人員と車両の再配置を済ませ、9月7日以降は電力復旧状況に応じて運転再開可能と告知(9月6日15時54分時点)。
【更新】9月8日は一部便を除いて再開。運休予定は特急はぼろ号 21便(羽幌本社6時20分発)、22便(豊富営業所5時35分発)、23便(豊富営業所7時55分発)、11便(札幌駅前8時発)、12便(札幌駅前10時発)。一般路線(郊外線、留萌市内線)は電力復旧/停電地域が入り交じっており、安全かつ円滑な輸送が見込めない状況です。電力復旧、安全確認をもって運転を再開予定としています(9月7日20時時点)。
【更新】9月8日午後までに全系統・全便の運転を再開しました(9月10日9時時点)。
通行実績、交通規制情報、Tプローブ交通情報(渋滞・混雑)を表示する「通れた道マップ」も、北海道地震の発生に応じて初期表示エリアを北海道に変更。地震の影響で通行止めとなった道、混雑している道を確認できます(関連記事)。
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