北海道電力は、北海道胆振地方中部で9月6日3時ごろに発生した最大震度7の地震により、道内全域で停電が発生したと発表しました。
原因は地震に伴って道内の火力発電所が緊急停止し、電気の使用量と発電量のバランスが崩れたことで、周波数が乱れたためと説明。約295万戸が停電しているとのこと。泊発電所は外部電源を喪失したものの、非常用電源が稼働しており問題はないとしています。
同社は水力発電所の発電を随時開始し、火力発電所に電気を送り、火力発電所の発電を再開する作業を実施中としています。6時時点では復旧時刻は未定とのこと。
同社は12時15分の社長会見で、完全復旧には1週間以上かかる見通しと明らかに。一部の地域で電気の供給が行われない期間が長引く可能性があることから、病院などの重要施設への電気の供給のため、電源車の配備も早急に進めると述べています。
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