テレビアニメ「ポケットモンスター」シリーズのオーキド博士役などで知られる声優の石塚運昇さんが、8月13日に食道がんのため亡くなっていたことが所属事務所「青二プロダクション」公式サイトで報告されました。68歳でした。
1980年代中盤から声優活動を始めた石塚さんは、オーキド博士役(1997年〜)を通して子どもから大人まで親しまれ、近年では「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」のジョセフ・ジョースター役を好演。2018年に入ってからも「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」のウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ役、「BANANA FISH」のディノ・F・ゴルツィネ役を演じるなど、精力的な活動を行っていました。
同事務所の公式サイトでは、「食道癌の為かねてより病気療養中でしたが、薬石効なく平成30年8月13日永眠いたしました」と石塚さんの訃報を掲載。関係者からは悲しみの声があがっており、声優の中田譲治さんは「ひと月ばかり前に現場でお会いした時には、いつもの笑顔はなかったけれど変わらぬ立派なお仕事ぶりだったのに……」と動揺を隠しきれない様子で、「あの時も人知れず闘っていらしたのだな。お疲れ様でした。安らかにおやすみ下さい」とコメント。アニメーション監督の難波日登志さんは「ほんとにほんとに残念です。もっとお仕事をご一緒したかったです。 ご冥福をお祈り申し上げます」の悲しみに暮れる胸の内を明かしています。
また、ポケモンシリーズでオーキド博士の孫であるシゲル役を演じていた声優の小林優子さんは、「もう、信じられないよ〜あのいい声が聞けないなんて…もう一緒に飲めないなんて…残念過ぎます。運昇さん」とコメント。SNS上では多くのファンが石塚さんの訃報に触れており、「ショックで言葉も出なくなりました、嘘だろって泣きました」「やだやだやだ、運昇さん亡くなったとか信じたくないやだ…!!!」「深みの有る、落ち着いた大人の声が好きでした。ご冥福をお祈り申し上げます」など悲しみが広がっています。
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