2017年度の国内家庭用ゲーム市場規模が3878.1億円に達したと、ゲーム総合情報メディア「ファミ通」が発表しました。集計期間は2017年3月27日から2018年3月25日まで。前年比で121.8%と約2割伸び、2年連続でハード・ソフトの両市場が前年超えとなっています。
ハード市場だけで見ると、前年比152.7%の2003.1億円。351.3万台を販売し同年度の販売台数首位となった、Nintendo Switchの影響がうかがえます。同製品はこれで累計400万台を突破。プレイステーション 4も203.6万台を販売し、累計販売台数を650万台まで伸ばしています。
ソフト市場は前年比100.1%の1874.9億円と微増に留まりました。推定販売本数を見ると、「ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」(約220万本)を筆頭に、上位7タイトルがミリオンヒット。2位に「スプラトゥーン2」(約214万本)、5位に「スーパーマリオ オデッセイ」(約161万本)、6位に「マリオカート8 デラックス」(約139万本)と、ここでもNintendo Switchの好調が見られます。そんな中、9週間程度の集計期間で約191万本を販売した「モンスターハンター:ワールド」や、3DS版・PS4版の合算で310万本を超える「ドラゴンクエストXI」の存在も見逃せません。
2018年度の市場について、ファミ通はNintendo Switchの「Nintendo Labo」や「大乱闘スマッシュブラザーズ」、PS4の「キングダム ハーツ III」に着目し、今後も市場動向を注目されるとしています。
(沓澤真二)
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