カメラを通して部屋を見ると、テレビからCGの貞子が抜け出して追いかけてくる……映画「リング」のワンシーンを再現した、「呪いのビデオ」ならぬ「呪いのAR(拡張現実)」の映像がYouTubeで公開されています。端末を外せば貞子は消えると分かっていても、たぶん釘付けになってしまう。
部屋から逃げ出しても、その先の曲がり角からヌッと現れる貞子。単純にカメラの映像にCGを重ねているだけでなく、壁や曲がり角などの地形もちゃんと把握したうえで自然に出てくるよう処理されているようです。
フロアのどこへ逃げても、正面の視界には必ず貞子が出現。あわてて振り返った瞬間、目の前に彼女が現れるシーンで映像は幕を閉じます。キャーッ!
これまでにもARやMR(複合現実)を用いた映像を多数手がけてきた、Abhishek Singhさんが私的に制作した作品。Abhishekさんは以前にも、現実世界で「スーパーマリオブラザーズ」をプレイする動画で話題を呼んでいます(関連記事)。
(沓澤真二)
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