木製のタンスや座卓、緑一面のじゅうたんや独特の模様が広がる床――昭和40〜50年代の暮らしを思わせる住居の写真がTwitterで話題となりました。しかしこれ全部、建物ではなく精巧なドールハウス。昔自宅や友人宅で見たような、当時の風景がよみがえるできばえです。
投稿主は、会社勤めをしつつライターや写真家としても活動している萩原雅紀(@damsite)さん。妻が子どものころにシルバニアファミリーの家が欲しいと言ったら、彼女のおじいさんが作ってくれたものだそうです。外装・内装から家具に至るまで、食器以外は全て手作り。彼は職人やデザイン系の専門職ではなく、趣味の日曜大工で培った腕だけで仕上げたのだそうです。DIYってレベルじゃないな。
実際にシルバニアファミリーの人形と合わせた写真も。同シリーズの発売は昭和末期の1985年なので筆者の感覚と若干のズレはありますが、時代がマッチしているようにも見えます。世界観は違いますが。
ツイートには、「祖父の家とそっくり」「本当に人が住んでいそう」「シルバニアファミリーの家は持っていたけど、こっちのほうが好き」「ちびまる子ちゃんの人形のほうが合いそう」など、さまざまな感想が。おじいさんの愛情に感激する声も多数寄せられました。唯一無二の品ですし、子々孫々まで伝わったらステキだなと、勝手ながらに思います。
(沓澤真二)
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