漫画家のカメントツ先生(@computerozi)がTwitter上で連載中の「こぐまのケーキ屋さん」。今週は第36話〜第40話を振り返ります。
1986年生まれ、愛知県出身。デザイナー、イラストレーターを経て2014年から漫画家としての活動を開始。現在は小学館「ゲッサン」で「スタッフがおいしくいただきました」連載中。ほか代表作に、「カメントツのルポ漫画地獄」(オモコロ)、「カメントツの漫画ならず道」(ゲッサン)など。
Twitter:@computerozi
「ゴホン…ゴホン…」と風邪を引いてしまった店員さん。仕方なくお休みをとろうと店長に電話しますが、受話器の向こうから聞こえてきたのは「……しにますか?」とぽろぽろ涙を流す悲しそうなこぐまさんの声。これが野生の世界での感覚なのか、以前になにかあったのか、ただの心配性なのかはわからないものの、本気で心配するこぐまさんの優しい姿にほろりとするのと同時に心が温かくなります。
一方で店員さんも「しにません! すぐ元気になるので安心してください!」と逆に元気づけるようにこぐまさんに伝えながら、こちらもこちらで「とても心配です」と心の中で思うのでした。確かにこれは急いで元気にならないとこぐまさんの方が心配かも……!
そして、やっぱり心配になってお家にお見舞いに来たこぐまさん。「これは、かぜによくきくはちみつです」と壺ごと持ってきたことに驚きますが、ドアの向こうには他にもたくさんの差し入れが! 一緒にスーパーのウサギさんもおり、どうやら店員さんのことを思っていろいろ食べ物を大量買いしたようです。もしかしたら25話(参照)の時のように頑張って「どんぐり」を拾ったのかも……?
その後も料理を作ってあげようとリクエストされた「おじや」にチャレンジするこぐまさん。結果的には「ライスプディング」になってしまいましたが、店員さんいわくそれは「やさしいミルク味でとっても美味しかったです」とのこと。ひんやりなそのデザートも、きっと店員さんにとってはこぐまさんの思いを感じる“温かい”料理だったのは間違いなさそうです。
次回、そろそろこちらの「おまとめ こぐまのケーキ屋さん」にも、あのケーキ屋さんにとって一番忙しい日がやってきます。店員さんがお見舞い効果(?)でどれだけ元気になったのかもわかるかもしれませんよ?
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