楽天がウォルマートとの、日米における戦略的提携を発表しました。施策の1つとして、ウォルマートの日本子会社である西友が、日本でネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」を楽天と協働運営するための新会社を設立します。
西友は既にDeNAと共同でネットスーパー「SEIYUドットコム」を展開していますが、2018年度第3四半期(7〜9月)からは楽天との新サービスを開始。ビッグデータやAIを活用した商品の提案を行うほか、楽天スーパーポイントを楽天西友ネットスーパーに導入するとしています。
この提携では、楽天の電子書籍サービス「楽天Kobo」の米国における量販店として、ウォルマートが独占販売することも決定。端末やコンテンツが「Walmart.com」で提供されるほか、実店舗ではデジタルブックカードが販売されます。また、楽天Kobo上の全電子書籍コンテンツが、両ブランドを冠した無料アプリでも読めるようになるとのことです。
楽天の代表取締役会長兼社長、三木谷浩史氏は「提携により、お客様により満足いただけるようなお得なサービスをお届けできるようになることを、心よりうれしく思います」とコメント。ウォルマートの最高経営責任者、ダグ・マクミロン氏は「日本のEコマースを牽引する楽天との提携に大変期待しています」と述べています。
(沓澤真二)
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