“動く”図鑑として、シリーズ累計270万部を突破した『MOVE』(講談社)の世界にとびこめる、「MOVE 生きものになれる展 動く図鑑の世界にとびこもう!」が、日本科学未来館(東京・お台場)で11月29日から開催しています。
※15時追記:バジリスク→バシリスクに表記を修正しました
同展は、身体を動かしながら生きものに“なれる”ことで、生きものたちの生態を学べる企画展。生きもの大好きな子どもはもちろん、人間として生きていくことに飽きてしまった大人まで、体験を通して楽しめるさまざまな“動く図鑑”が展示されています。
今回は、同展で生きものに関する知見を深め、より良い生きもの記事を世に送り出すべく、ねとらぼ生物部の筆者がバシリスクになって水の上を走ったり、ダンゴムシになって丸まったり、ペンギンになって氷の上をすべってきました。
同展が開催されている日本科学未来館1階・企画展示ゾーン内は、ワンダー・ジャングル、ミラクル・サバンナ、スモール・ガーデン、サバイバル・オーシャンの4つのテーマゾーンで構成されており、図鑑『MOVE』をひっくり返したような好奇心を刺激する空間が広がります。
天敵から逃げ切るバシリスクのように、水上を全速力で走り抜けます。液体の上を走るというレア体験に、子どもも大人も大喜び。筆者も思わず「なんだこれ!」と声を上げてしまいました。
バレないように草木のパネルに身を潜め、タイミングを見計らいシマウマにガブリ! と襲う百獣の王ライオンを疑似体験できます。グループチームで力を合わせて捕食をするもよし、筆者のようにソロプレイで会場内の親子連れの視線を独り占めするもよし。
ここにしかない“ダンゴムシスーツ”を身にまとい、アリの攻撃から身を守る昆虫体験ができます。子どものころ手のひらで転がしたり、棒でつついたダンゴムシさん。あのときの彼らの苦労が理解できるかもしれません。
海に浮かぶ氷山の上を、ペンギンのお腹を使ってすべりぬける体験展示。とってもかわいいペンギンスーツを着てビューンとすべります。口を大きく開けて待ち構える古代ザメ「メガロドン」の迫力にビックリ。
各テーマゾーンに設置している図鑑パネルは、世界初公開の生きもの写真とともに生態を紹介。読み応えたっぷりの完全オリジナルパネルでさらなる理解を深めます。
生きものの部位を“ギア”として装着して、身体の進化の不思議を学べるスポット。世界一美しいチョウの羽のギアで“インスタ映え”を狙えるかも。
生きものの「うんち」や「おなら」の“におい”の違いを比べるユニークな展示や、求愛行動を学べるゲームなどを楽しめる「巨大図鑑」。子どもって「うんち」や「おなら」ですぐゲラゲラ笑いますが、大人もこの「おなら」の展示ですぐゲラゲラ笑えます。なぜかってマジでくさすぎるから。
休日は各体験展示に待ち時間が発生する場合があるので、平日の午前中などに訪れるのがオススメ。同展でしか買えない限定グッズも販売しています。
全力で楽しむ中で、生きものへの関心をさらに深める新しい体験型企画展。はしゃいだり、驚いたり、思わずムキになったりと、めっちゃ全力で遊びながら、知見を深めた気がする筆者なのでした。
会期:2017年11月29日〜2018年4月8日
開館時間:10時〜17時(入場は閉館時刻の30分前まで)
休館日:火曜日(12月26日、1月2日、3月20日、27日、4月3日は開館)年末年始(12月28日〜1月1日)
会場:日本科学未来館(東京・お台場)1階 企画展示ゾーン
(あだちまる子)
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