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マイクロメモリーズ

ライター:斎藤充博

斎藤充博

インターネットが大好きで、ウェブ記事を書くことがどうしてもやめられない指圧師です。「下北沢ふしぎ指圧」を運営中。

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連載:マイクロメモリーズ

1982年生まれの筆者が、人生を通じて出会ってきた物たちの「みょうに細かい超個人的な思い出」をマンガで振り返ります。



 20年ほど前に「マジカル頭脳パワー!!」という番組がありました。それまでのクイズ番組のように知識を問うのではなく、頭の回転や反射神経で答えるゲームで競う番組です。これが画期的でものすごく人気がありました。子どもたちはみんなマジカル頭脳パワー!!のゲームをやっていたのです。



 マジカル頭脳パワー!!における所ジョージの強さは異常なレベルでした。「あるなしクイズ」では最初の「ある」「ない」の項目が出たところで答えてしまうこともザラ。

 クイズに答えるというよりも、出題者の意図を裏読みするような発想で答えることもありました。所さんは番組を完全にハックしていたと思います。

 ご存じの通り、所さんは思ったことをそのまま言っているようなユルい芸風ですよね。そんな人の頭の回転がとてもいいことに、僕は完全に痺れていました。

 所さん以外の出演者もとてもキャラが立っていたように思えます。

 回答者の千堂あきほは努力型の秀才キャラ。十分に頭の良さは感じられるのですが、所さんのスピードには全くかないません。

 同じく回答者の俵孝太郎は重厚な頭脳派キャラ。政治評論家という知的な肩書を持っているのですが、マジカル頭脳パワーのような番組ではいまいち実力が発揮されませんでした。

 そしてなんといっても司会者の板東英二です。いかにも小物っぽい、うるさいおじさんキャラ。ひょうひょうとした所ジョージと正反対の雰囲気でした。

 もしも今、同じ企画の番組をやったとしても、あの独特の雰囲気はもう出てこないのだろうなあ……なんて思います。

おまけ

 今回のマンガを担当氏に送ったところ、ものすごく熱いメールが帰ってきたので紹介しておきます。

 「犯人当てクイズ、私も好きでした……。本当はああいう難しい問題がおもしろいのに、最後の『エラーを探せ!』(動く間違い探し)の点数が高くて全部持っていってしまうのを子ども心に理不尽に思っていました。

 それと、2つのシチュエーションのVTRを見せられて、最後にキャラが発する『○○○○○』というセリフ(同音異義語)を当てる、という本当に人気のなかったコーナーで、『今のところ3人着物よ』と『今の所さん、人気者よ』という答えがあって、心から感動したので20年経っても忘れることができません。そんなことに貴重な脳のリソースを使っているのもどうかと思うので、早く忘れたいですね……」

 これだけ熱く語っているのに、忘れたいのかよ、と思いましたが。それにしても細かいのけっこうみんな覚えているものですね。

これまでのマイクロメモリーズ

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