11月2日21時に放送が始まった、稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんがそろって出演するAbemaTVの生番組「72時間ホンネテレビ」。3日12時40分ごろ、総視聴数がAbemaTVの過去最高記録となる1420万を突破した。残りの放送を50時間以上余してなお記録を更新し続けている。
注目したいのは、放送開始から半日たってもなおアクセス障害が1度も発生していない点だ。
AbemaTVにおいて直近でアクセス障害が発生したのは、5月7日に放送された特番「亀田興毅に勝ったら1000万円企画」。想定数より多くのアクセスが集中し、一時的に見られない時間が発生した。総視聴数は5時間の放送で1420万。今回更新されるまで過去最高記録を保持した番組だった。
「72時間ホンネテレビ」は元SMAPの3人が一挙に出演、さらにはジャニーズ事務所の方針でネットでの露出を禁止されていた彼らがSNSと連動した企画に挑むということで、放送前から世間の注目度はすさまじいものがあった。実際、放送開始から10分で総視聴数は100万を突破。70分で500万と、スタート直後は膨大なアクセスが集中したとみられる。
AbemaTV広報部に取材したところ、今回の番組では亀田興毅さんの特番に比べて約5倍のキャパシティとなるようシステムを増強したという。「前回アクセス障害が発生したときよりもさらに多くの人が視聴する可能性があったため、アクセス集中に耐えうるよう準備を進めてきました」(広報担当)。
放送開始直後は視聴数の伸び、コメントが付く速さが「運営側では経験したこと無いスピード」だったと振り返る。「SNSでの視聴者のコメントも拝見しながら、本当に多くの方が楽しみにしているんだなと注目度を実感しています。システム面も含め、72時間を視聴者が楽しめるよう引き続き運営に務めます。」
放送の終了間際など、アクセスが集中しそうなタイミングがまだ控えている「72時間ホンネテレビ」。視聴の殺到とAbemaTVの備え、どちらが勝るのかも頭の隅に入れながら、3人がネットで躍動する姿を眺めたい。
(黒木貴啓)
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