Amazon.co.jpで身に覚えのない商品が勝手に注文されていた――そんな恐ろしい出来事を描いた漫画がTwitterで注目を集めています。
イラストや漫画、育児ブログなどの活動をしている、んぎぃちゃん(@ngychan)さんの体験談。メールチェックをしていたらAmazonから受注メールが届き、カートに入れたまま保留していた商品が勝手に注文されていたことに気付きます。しかも内容をよく見ると、入れた覚えもない1200円分のギフトカードまで一緒に注文されていて、ここで不正アクセスを疑ったといいます。
しかし支払い方法はなぜかクレジットカードでなく、コンビニや電子マネー等に設定されており、支払期日を過ぎた場合自動的にキャンセルされると記載。作者はいったん「支払わなければ平気」と考えますが、夫からカード情報等が盗まれる危険性を指摘され、カスタマーセンターに問い合わせます。
するとAmazonの担当者は即座に不正アクセスの可能性を指摘。再び被害を受けないよう、アカウントを一時的に使用不可とし、設定をし直すといった措置がとられました。
支払い方法がコンビニ等になっていた理由について、Amazon側は「アカウントの持ち主が勝手な注文に気付いているかどうか、テストしているのではないか」と回答。もし気付かれなければ持ち主が不注意な人物と判断し、次回からクレカ払いで注文するのだろうと推測しています。
もし作者が不審な注文に気付かないか、問い合わせずに済ませていたら、いずれ甚大な被害を受けた可能性があります。2段階認証などの対策も重要ですが、不正アクセスを受けたときにすぐ対応に動くことも大切ですね。
(沓澤真二)
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