お金がない。
日本にお金持ちはどれだけいるのか? 野村総研の推計によれば、純金融資産(金融資産-負債)の額が1億円以上である世帯の割合は2.3%。
億万長者になりたい! 贅の限りを尽くしたい! とは思いつつ、自分がそうなれる自信はあるだろうか? 私はない。
しかしながら、一晩だけ、最大瞬間風速的に金持ち気分を味わうなら、それほどのお金は必要ないはず。
そこで、一夜のセレブ気分を味わうためにいくらくらい必要なのか試算してみようと思う。私みたいな庶民でも何とかなるかしら。
まずは「億万長者感」をどうやって醸成するか考える。
上の3つができたら満足できそう。
貧乏人にはリッチな生活が想像できないということを痛感しつつ、やるべきことを3つ挙げた。これをどう実現するか考えよう。
億万長者はデカい豪邸に住む。キングサイズのベッドがあって、プールが備え付けられてあって。
そんな豪邸に泊まれるわけ……と諦めてはいけない。
Airbnbという今話題のWebサービスをご存じだろうか。宿泊施設として使える空き部屋をシェアできるのだ。貸し出すのは一般人なので宿泊料も安い。
部屋だけでなく、1つの物件を丸ごと借りられる場合もある。東京都内で調べてみると、プール付きの広い邸宅が1泊10万円ほど。億万長者気分を味わうには最適じゃないか。
次は「スーツ着てリムジンでドンペリ」だ。
スーツと一口に言っても、一般人が持っている普通のスーツではドンペリに釣り合わないだろうから、いいスーツを1万5000円でレンタルする。
リムジンもレンタル。2時間で5万円くらいが相場なようなので、(借りた)豪邸への行きと帰りでそれぞれ2時間ずつ借りるとして、計10万円。結構高くつくなあ。
さて、ドンペリである。名前こそよく耳にするがそういえばどんな物かよく知らない。
調べてみると、シャンパンのうち、モエ・エ・シャンドン社がこだわって作った高級ブランドワインをドン・ペリニヨン(通称ドンペリ)というようだ。
※シャンパンは、スパークリングワイン(発泡性ワイン)の中でもフランスのシャンパーニュ地方で作られたもののみを言う。「発泡性ワイン=シャンパン」ではない。
熟成させた高級品だとウン十万するが、安いものなら1万5000円程で買えるらしい。いや高いわ。
3つ目の、「バイオリンをBGMにフレンチ」を考える。
バイオリニストを呼ぶための費用は調べてみるとまちまちのようだが、3時間で3万円〜、と書いてあるところをよく見かける。豪邸までの交通費なども加味して4万円と見積もろう。
あとはフレンチのフルコース。シェフが豪邸まで来てくれたら完璧だ。
調べてみると、シェフが来て材料を買ってフルコースを作ってくれるプランが安くて1万円。直感ではもっとかかる気がしたので意外。
以上、まとめるとこんな感じになる(1人分)。
(+3万円で1人増やせる。6人くらいまでなら対応できるのでは)
28万円で味わう一夜の億万長者気分。多少お金ができたら考えてもいいかな、という感じの額だと思うがどうだろう。
ちなみに、27万を365倍すると1億220万円。1日28万と言われればできそうでも、1年間続けるのはすごい金額だ。富豪スゲエ。
ということで、多少お金が余っている方はぜひお試しあれ。ほどほどに。
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