旅行サービスのDeNAトラベルが、「聖地巡礼」に関する調査結果を発表しました。「これまで訪れたことのある聖地」のランキングでは、地元の意欲的な取り組みで名高い「ガールズ&パンツァー」の大洗が1位。次点に「ローマの休日」のローマと「ラブライブ!」シリーズの秋葉原・沼津が並ぶ、興味深い結果が出ています。
調査対象が10代〜70代の男女1020人という幅広さから、ランキングに新旧の作品が並んでいるもよう。その傾向は「訪れてみたい聖地」にも現れており、アニメ・漫画編では1位に「ユーリ!!!on ICE」のバルセロナ・サンクトペテルブルク・佐賀、3位に「赤毛のアン」のプリンスエドワード島(カナダ)がランクインしています。ドラマ編1位は「セックス・アンド・ザ・シティ」のニューヨーク、映画編1位は「君の名は。」の東京・岐阜など、幅広い作品があがりました。
聖地巡礼をしたことがある世代は、30代が65.2%で最多。最少の60代でも36.8%と高めの数字が出ています。経験者を対象に聖地巡礼の回数を聞いた質問では、1位の「1回」(27.0%)、2位の「2回」(23.5%)に次いで、「10回以上」と答えた人が15.4%という結果に。5回以上の経験者を総計すると28.1%にもなり、熱心なファンの存在がうかがえます。
海外の聖地を訪れた人は全体の62.2%で、男女別に見ると男性51.8%・女性72.1%とのデータも。旅行サービス会社の調査ゆえ、対象がもともと旅行好きの傾向はあると思われますが、聖地巡礼に意欲的なファンの多さがうかがえます。
(沓澤真二)
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