漫画家のやしろあずき先生が何者かによって、Twitterアカウントを凍結される事態に追い込まれています。現在Twitterで拡散中の「絵師を凍結させる方法」の影響ではとみられています。
やしろ先生が凍結に気づいたのは8月26日の朝。その後、配偶者である“なるみひな”(@hina17r)さんのアカウントから「今のブームにのって凍結されました! イェーーイ!」「僕は数日間、海にでも行ってきます! 忘れないでね!」と、ファンに現状を報告しました。文章だけ見ると元気そうですが、その後なるみさんは「Twitterが使えなくて沢山の仕事が止まっちゃってるのは事実」と、少なからず仕事にも影響が出ていることを明かしています。
理由に心当たりがあるか、やしろ先生に連絡してみたところ「マジレスすると簡単に絵描きを凍結させられる方法が拡散されてたのと、それを悪用して人を凍結させまくってるテロリストみたいなアカウントに目をつけられたからでしょうか……」とのこと。Twitterでは8月上旬ごろから、「絵師を凍結させる方法」というツイートが一部で拡散されており、またこれを悪用して他人のアカウントを凍結させている(と公言している)アカウントも話題になっていました。同アカウントでは少し前から、やしろ先生や他の漫画家の名前を挙げ、「次はあなたがたでしょう」などとツイートしており、Twitterでも関連を疑う声があがっています。
漫画家のTwitter凍結と言えば、同じく漫画家である亞さめ先生(関連記事)も8月23日に、アカウント凍結に遭ったことを別アカウントから報告。26日にはその体験談を漫画で公開し、大きな話題になっていました(8月26日20時時点ではアカウント非公開に)。こちらもやはり「絵師を凍結させる方法」による被害ではないかとみられています。
やしろ先生に今の心境を尋ねたところ、「良いネタができたなぁーーーーーーー近々戻るから待っててね」とのこと。ただ、この件については笑って済ませるつもりはないようで、再度なるみさんのアカウントから「Twitter凍結に関しては月曜あたりに大きなアクションを起こす予定」ともツイートしていました。
拡散中の「絵師を凍結させる方法」についてここでは詳細は伏せますが、悪用されているのが事実であれば、Twitterの信頼性にも関わる大きな問題です。この件については編集部でも引き続き取材を進める予定です。
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