自由にペンを走らせるだけで「エヴァンゲリオン」の綾波レイが大量に現れる「綾波ブラシ」が話題になっています。あ、こういうシーン、作中で見たことある!
「綾波ブラシ」は漫画家でイラストレーターの九部玖凛さん(@kubu_kurin)が作成したもの。動画では、30秒ほどペンを動かすだけで、綾波レイの美しいイラストで画面がいっぱいに。グラフィックソフト「CLIP STUDIO PAINT」の「パターンブラシ」で制作されており、画面をなぞることで、事前に登録された15種のポーズの綾波レイと、気泡3種が描画されます。
九部さんによると、パターンブラシの作り方をしっかりと勉強しようと思っていた矢先、TSUTAYAで「エヴァ」の映画を見かけたことがきっかけで作ることを思いついたそうです。Twitter上では「赤木博士がボタン押しそう」「オレンジ色の紙に書いてPCの壁紙にしたい!」といった反応が。綾波レイが大量出現する場面は複数存在しますが、同キャラの出生の秘密が語られるTVアニメ版のシーンを連想する人が多いのかな?
また、九部さんは寄せられたリプライに対し、絵を「トレースで描いた」とも説明していました。ところがお話を伺っていくと、実はこれが「嘘」であったことが判明。
デジタルで絵を描いていると「ボタン一つでできるんでしょ?」「何見て描いたんですか?」とよく質問されるため、返答に困ったときは「トレースです」とつい答えてしまうのだとか。今回の場合、水中を泳いでいる映像や写真の記憶を頼りに、裸体の筋肉の流れなどで分からない部分は『新ポーズカタログ 女性基本ポーズ編』(マール社)を参考にして描いたのだそうです。
画像提供:九部玖凛さん(@kubu_kurin)
(マッハ・キショ松)
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