ある月曜日、アメリカのコロラド州にあるアルゴニクス社の従業員がオフィスに出社すると、驚くべき光景に出会いました。オフィス正面入口のガラスのドアが、それはそれは見事に粉々に割られていたのです。
強盗か!? と思いきや、何も盗まれていません。そこで防犯カメラを確認してみたところ、驚くべき犯人の姿が写っていました。
ドアの前に立っているのは、人ではなくヤギ。ヤギが両開きのドアの片方にツノをガンガンたたきつけます。たった3回突進しただけでガラスのドアは割れ、驚いたヤギはすたこらさっさと逃げていきました。自分で割っておいて驚いて逃げるとは不届きな犯人です。
しかしすぐに戻ってくるヤギ。今度はもう片方のドアに突進開始。ツノを数回たたきつけると、こちらもバリーンと粉々に。なぜかまた驚いて後ずさりするヤギ。そしてそのままどこかへと走り去ってしまいました。
防犯ビデオを見る限り、中に侵入したり荒らしたりする気はなかったようですが、それでも砕け散ったドアのガラスの破片はオフィス内に飛び散り、被害は甚大。
本物の強盗ではなくてほっとしていいのかどうなのか……。
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