2017年8月7日から、タクシーに乗車する前に運賃を確定させる「タクシー事前確定運賃サービス」の実証実験を行うと国土交通省が発表しました。
利用できるのは、配車アプリを利用して事前予約か配車依頼をした場合。配車アプリで乗車する場所と降車する場所を入力すると、アプリが走行距離と予想所要時間などを踏まえて運賃を算出します。「事前確定運賃」を利用した場合は、渋滞などで時間がかかったとしても、アプリの予想運賃が実際に支払う運賃になります。
利用できるアプリは、「全国タクシー」「大和自動車交通タクシー配車」「kmタクシー」「モタク」の4つ。「全国タクシー」が利用可能なタクシーが一番多く4170両。実証実験に参加するタクシーは全体で4648両です。
期間は2017年8月7日から10月6日まで、東京都23区、武蔵野市、三鷹市で実施されます。利用できるのは事前確定運賃が3000円以上の場合のみ。なお、事前確定運賃を利用した場合、タクシーのメーターは作動するもののカバーなどで覆われるそうです。
(高橋ホイコ)
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