春競馬のフィナーレを飾るG1レース・宝塚記念。そこでまさかの「1440万円」という大金を賭けたYoutuberが登場し、競馬界に衝撃を与えています。
まず、YouTuberのヒカルさんが、絶対的一番人気のキタサンブラック(オーナーはあの北島三郎さん)に1340万円を賭ける大勝負。さらに同じく、YouTuberの禁断ボーイズ・いっくんさんも、五番人気ゴールドアクターに100万円を投じました。
ヒカルさんは競馬をちゃんと観るのははじめてという超初心者。そんな彼らが、このためにわざわざ100万円(税別)の巨大テレビまで買って挑んだ宝塚記念がいよいよスタート。
1340万円を賭けたキタサンブラックは先行して3〜4番手の好位をキープ。しかし直線の始めくらいまでは良かったものの、そこからズルズルと後退し、後続にのまれる始末。
一方、禁断ボーイズいっくん氏が100万円を賭けたゴールドアクターは、直線で一度は先頭に立つ勢いでトップを急襲します。しかし健闘むなしく、勝ち馬サトノクラウンの伸びに屈して惜しくも2着に終わりました。1440万を投じた大勝負のハズレが決定。
単勝1.6倍の断トツ人気を誇り、デビュー以来1度しか馬券圏内を外したことのなかった名馬キタサンブラックはまさかの9着。一瞬で1440万円が紙くずになった衝撃に、現実を受け止めきれず、一同はしばらく呆然としていました。
しかし、最後はまさかの再挑戦を宣言したヒカルさん。次のG1シリーズが行われる10月ごろにはまた「1000万円」を賭けると豪語しました。また、Twitterではその後、1000万円を失ったことについて「失ったという感覚はないです。これはちょっと共感してもらえないかもしれませんが、動画にしてる時点で制作費だと思ってます」ともコメントしています。
(辰井裕紀)
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