フリマアプリ「メルカリ」で、利用規約に違反したアカウントの不正作成などに対する対策強化が行われたことが発表されました。
同アプリでは6月6日までに、私電磁的記録不正作出・同供用罪(事務処理を誤らせる目的で、電磁的記録を不正に作るなど)の疑いで4人が逮捕されています。
「メルカリ」ではサービスの不正利用、トラブルなどを防止する目的から、1人で複数のアカウントを登録することや、売買、譲渡などの方法でアカウントを処分することが利用規約で禁止されています。逮捕者はこれに違反して、大量に作成したアカウントを販売しており、同サービスは警察に対して情報照会などの捜査協力を行っていたそうです。なお、このような理由から逮捕に至った事案は全国初。
発表によると、今後はさらなるシステム、監視の強化を通じて、不正なアカウントの検知、悪質な利用者の排除などを進めるとのこと。また、出品ツールによる無在庫転売(ソフトウェアを使って、手元にない商品を自動出品する)についても対策を強化したとしています。
(マッハ・キショ松)
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