5月14日にAiiA Theater Tokyo(渋谷区)で行われたアイドルグループ乃木坂46の「三期生単独ライブ」で、転売チケットを利用して入場しようとした男が運営によって通報され警察に連行されました。通報の理由は、身分証明書の偽造。
最初に報告があがったのはTwitterで、「身分証の偽造が発覚した人間が現行犯逮捕されてる」といったツイートが昼頃に投稿されました。ツイートに添付された写真では、入場しようとしていた人間が警察に連れて行かれている様子が写っています。
この件について乃木坂46の運営元に話を聞いてみたところ、身分証明書を偽造して入場しようとした人間を通報したことは事実ですが、逮捕ではないとのこと。被害届は提出しておらず、連行後どう扱ったかについては警察に任せたため分からないとのことです。
身分証明書の偽造を理由とした通報は、今回が初めて。今まではランダムで身分証明書の確認を求めていましたが、会場の規模が小さかったことと昨今の転売問題への対策として、全来場者に対して身分証明書の確認を初めて実施したところ、偽造が発覚しました。
全来場者への身分証明書の確認は、今後も実施する可能性があるそうです。また、偽造された身分証明書がすぐに分かるほどずさんなものだったのかについては、「今後のこともあるため回答は差し控えたい」とのことでした。
チケットの転売問題が深刻になるなか、今回の通報には大きな意味があるという声がネット上では多数あがっています。今後も乃木坂46に限らず、さまざまなところで転売対策が実施されていくことが予想されます。
内容を一部修正しました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.