フランスを拠点とする高級ブランド・バレンシアガから、イケアのあのバッグにそっくりなバッグが発売され話題をさらっています。ちょっと見比べてみましょう。
イケアのバッグ「FRAKTA(キャリーバッグ L)」の値段は99円ですが、バレンシアガ「キャリー ショッパー L」は約26万円。桁が4つ違うのは伊達ではなく、FRAKTAがポリプロピレンプラスチック100%という高級感からは縁遠い素材でできているのに対し、バレンシアガのバッグは羊革製でとっても上質。……のはずなのに、並べた際の見た目があまりに似通っているためか、印象が中和されてどちらも悪くないかも……という感想に落ち着いてきます。
バレンシアガが狙って似せたかは定かではありませんが、この異常事態に目ざとく反応したのがイケアの広告代理店・ACNE。相手の商品画像にそっくりな画角で撮影したFRAKTAの広告を、公式Instagram上に投稿しています。
広告では「オリジナルのFRAKTAバッグの見分け方」と題し、「こすってみてください。カサカサ音がします」「泥に投げ入れてください。本物のFRAKTAなら庭のホースで水洗い可能です」といった具合に、自社製品の強み(?)をユーモアを交えてアピール。類似品が発売されたことを逆手に取った宣伝が各種SNSで話題を呼んでいます。
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