先日発生した、志村けんさんのInstagramアカウント乗っ取り被害(関連記事)。第三者によるひわいな写真の投稿があり、同氏はユーザー名を変更せざるを得なくなりました。
このようなトラブルを回避するためには、いったいどうすれば良いのでしょうか。トレンドマイクロがその対策方法を紹介しています。
警視庁の資料によれば、2015年に検挙された不正アクセス事件は331件で、「パスワードの設定・管理の甘さにつけ込んだもの」(117件)、「インターネット上に流出・公開されていたID、パスワードを入手したもの」(57件)が過半数を占めています。志村さんの場合は第三者によるSNSへの投稿が問題になりましたが、ここ数年は「インターネットバンキングでの不正送金」に悪用される事件の認知件数が多くなっており、われわれが被害にあうとしたら、こちらの可能性が高いのではないでしょうか。
不正アクセスの回避方法の1つとして考えられるのは、他人が推測しにくいパスワードを使うこと。トレンドマイクロによると、日本語の文章を「ローマ字にし、数字や記号の組み合わせ方についての自分なりのルールを決める」と覚えやすいものが作れるそうです。例えば、「Kyo ha ame(今日は雨)」というフレーズの区切りに、自分の個人情報と結びつきにくい友人の誕生日などを挟み「Kyo3#ha1ame6&」とする方法が考えられます。
また、パスワードを複数のサービスで使い回さないことも重要。暗記するのは難しいですが、パスワード管理ツールを使うことで比較的簡単に管理できるそうです。詳細はWebサイトからご確認ください。
(マッハ・キショ松)
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