エビフライやアジフライ、オニオンリングにイカリングといった揚げ物たちが野球をする絵本が「シュールな面白さ」とネット上で注目されています。
話題となっているのは、ブロンズ新社より出版されている「ぼくらはうまいもんフライヤーズ」(岡田よしたかさん作)。揚げ物たちが野球帽をかぶり、バットやミットを持っている表紙からして、非常にユニークです。
ストーリーは、エビフライとアジフライが仲間たちを誘って隣町のチームと野球をするといったもの。みんな関西弁でしゃべります。
来たる試合に向け、揚げ物たちの特訓に協力するのはフライなべ監督。油が煮えたぎるほど熱い闘志を秘めた男です。ソフトクリームやアイスキャンディーたちの声援のもと、揚げ物たちはフライなべ監督の千本ノックに挑みますが、イカリングは空洞が原因でトンネルしてしまったり、身体の小さなフライドポテトたちはなかなかミットをつけることができなかったりとてんてこまい。そうして迎えた試合当日、果たしてその結果はいかに? それは読んでのお楽しみ。
普段食卓に並んでいる揚げ物たちが元気に動き回って野球をするという奇想天外な物語に、ネット上では「お腹が空いてきた」「フライだけにフライ打ちそう」「四十路の胃にはつらい」などさまざまな反応がみられました。
作者の岡田よしたかさんは他にも「うどんのうーやん」「ちくわのわーさん」「とてもおおきなサンマのひらき」といった、食べ物が活躍する絵本を多数手掛けています。そちらもご注目あれ!
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