攻殻機動隊の世界をリアルに実現するためのプロジェクト「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」。その中で、タチコマのセキュリティソフト「WarpDrive」プロジェクトが新たに始動しました。
※WarpDrive……Web-based Attack Response with Practical and Deployable Research InitiatiVE(Web媒介型攻撃対策技術の実用化に向けた研究開発)
アニメ「攻殻機動隊 S.A.C.」に登場するAIの「タチコマ」を、パソコンにインストールする形で電脳空間に現実化。全世界1万人規模でインストールされたタチコマたちがWebアクセスを観測し、“並列化”(情報集約・横断分析・新機能展開等)によって成長。そして攻撃を検知した場合には、タチコマが“防壁展開”(ブロック)と共にユーザーに警告・アドバイスを届けてくれます。
プロジェクトサイトではイメージムービーを公開していて、頼もしい電脳パートナーとしてのタチコマの誕生を期待させてくれます。
このWeb媒介型攻撃対策用「タチコマ・セキュリティ・エージェント」は、2017年秋に実証実験モニターを募集予定。さらにパソコンだけでなく、スマホやIoT機器にも順次展開していく予定で、2020年をめどにサービス化を目指すとしています。
(宮原れい)
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