線画の猫をリアルにしてくれるツール「edges2cats」がWebで公開され、Twitterなどで注目を集めています。自動でもふもふな猫ちゃんができあがるはずなのですが、場合によっては閲覧注意なファンタジー生物の目撃例も……?
使い方は「INPUT」の枠内にマウスで線画を描き、右矢印からの「process」をクリックすれば、実写のような猫画像が「OUTPUT」に生成されます。サンプル画像では大体の輪郭と目や足の位置などだけで、かわいらしい猫ちゃんが誕生。模様なども自動で描かれていて結構リアルです。
とはいえ、やはり必ずうまくいくというわけにはいかない自動変換。どんな線画も「リアルな猫」として変換されてしまうため、デフォルメの仕方によっては猫イラストからクリーチャーが生み出されてしまうパターンも。……いいか、絶対猫以外の線画は描くんじゃないぞ?
同ツールはGoogleの機械学習ライブラリ「TensorFlow」と、画像から画像を生成するAIアルゴリズム「pix2pix」をもとに作られたもの。サイト上では他にも線画からリアルな“建物”や“靴”、“バッグ”などを生成するツールが公開されています。
なお、猫の画像変換が一番難しいようで、作者は線画内に描かれた「○」の数だけ“目”が作られてしまった“猫ではない何か”の画像を公開しています。
Twitterでは生成された“猫画像”が次々と投稿されていて、ハッシュタグ「#edges2cats」ではその日の夢に出てきそうなホラー画像を拝むことができます。
(宮原れい)
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