ヘビの保護などを行うオーストラリアの企業「Snake Handler」が、カーペットニシキヘビが飲み込んでしまったテニスボールを吐き出させている動画を公開しました。
ある家のオーナーからの依頼を受け、「Snake Handler」が捕獲したカーペットニシキヘビの胴体には不自然なふくらみが。獣医師のもとに連れていきレントゲンを撮影したところ、真ん丸のテニスボールがくっきりと映っており、同社はこのヘビを助けるために20分以上かけて除去したのだそう。動画では細長い胴体をしぼるようにして、口の方に少しずつ送り出している様子を見ることができます。
テニスボールは胴体よりもひと回りほど大きく、のど元まで差し掛かったシーンではうろこがパツンパツンに。ヘビは口から液体を吐き出し、苦しそうなしぐさを見せています。こんなものをどうして丸飲みにしようと思ったんだろう……。
海外の報道によると、もし体内にテニスボールが残ったままになっていたら、このヘビは餓死していたかもしれないとのこと。今回は幸いにも救助を受けることができ、数日後には普通の食事が取れる状態に復帰。近いうちに、自然に返される予定です。
(マッハ・キショ松)
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