現地時間2月3日〜4日に、屋内スカイダイビングの世界大会「The Wind Games 2017」がスペインで開催。フリースタイルソロ部門で、シンガポール在住の14歳女性、Kyra Pohさんが金メダルを獲得しました。その演技は大会の公式FaceBookにて動画で公開中。空中を回転しながら自由に飛び回る、異次元的な動きに驚かされることうけあいです。
屋内スカイダイビングは、「ウィンドトンネル」と呼ばれる柱状の透明な部屋の中で行う競技。床下には巨大な扇風機が備えられており、選手は巻き起こる風の力を受けて、空中を飛び回ることができます。フリースタイル部門では、音楽に合わせてスピンなどの技を決め、その完成度を審査員が採点。つまり空中で行うフィギュアスケートのようなイメージです。
入場するなり宙返りを決め、高く飛び上がるKyra Pohさん。その後もきりもみ回転など高度な技を見せつつ、トンネル内を宇宙遊泳のように飛び回ります。最後の逆さになって開脚・回転する技は、まるで「ストII」春麗の必殺技「スピニングバードキック」のよう。演技のクオリティももちろんのことですが、人間が通常の空間ではあり得ない姿勢で動くこと自体が珍しくて、ずっと見ていられそうです。
Kyra Pohさんが出場したラウンド4の全容は、YouTubeで公開中。こちらでは、入場から終演までさまざまなアングルから見られます。
(沓澤真二)
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