楽曲の著作権を管理する日本音楽著作権協会(JASRAC)が、楽器教室からも著作権料を徴収する方針であることが分かりました。
徴収開始時期は2018年1月を予定。この方針についてネット上では「感情論抜きで言えば法にのっとってやっているだけ」と理解を示すコメントが寄せられた一方、「音楽教育分野に著作権は関わるべきではない」「楽曲を拡散する機会をつぶすような行為」「音楽文化を育てる気はないの?」など反発する声が多く挙がっています。
JASRACに問い合わせたところ、楽器教室からの著作権料徴収は、これまで徴収してきたカラオケ教室、ダンス教室、フィットネスクラブなど、一連の流れのなかで以前から検討されてきたもの。徴収する額については「示せる状況ではない」とのこと。
教室側の反発が報じられていることについては「話し合いなど、利用者側と協議する必要があると思っています。権利があるからといって、強制的な徴収はできません。徴収を見送るということはないが、何らかの形でお互い納得する形にしたい」と語っていました。
Twitterでは「JASRAC」「著作権料」がトレンド入りするなど、大きな話題となりました。
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