小林製薬の鼻うがい製品「ハナノア」の広告が「笑ってはいけない」状態だと、1月上旬にネットで大きな話題となりました。
「ハナノア」は鼻の穴から専用の洗浄液を注入し、花粉やハウスダストを洗い流すという製品。広告ではモデルの女性が実際に「ハナノア」を使用していますが、爽やかな笑顔と共に鼻の穴から洗浄液がフリーフォールしている写真はかなりシュール。広告を見た人からは「女優魂、とてつもない」「よく笑わずに撮影できたな」と、プロの仕事を完遂した女優さんへの賛辞が相次ぎました。
ねとらぼでは広告でモデルを務めた白木あゆみさんに突撃取材。CM撮影中のエピソードや、広告掲載後の周囲の反応などについて語ってもらいました。
―― 「ハナノア」の広告を見て、女優魂が凄い! という声が多かったです。撮影現場はどんな雰囲気でしたか。
白木:実は鼻うがいをしたのが初めてで、最初はドキドキでした。撮影は朝から夕方までだったのですが、やってみると使いやすくて、何度も使用しているうちにすっかりハナノアのファンになりました。とても集中していたので、笑ってしまったりということは無かったですね。
―― できあがった広告を見て、どうでしたか?
白木:電車に乗ったら自分の広告があって、「わあ!」となりました。あとは友人からも「凄い話題だけど大丈夫!?」と心配されたり(笑)。真剣に取り組んだお仕事で注目していただけて、本当にうれしいですね。
―― 公式ブログのプロフィールで、バレエや舞台のお芝居もされていると拝見しました。
白木:以前は「牧阿佐美バレエ団」でクラシック・バレエをしていたのですが、足をケガしてしまい、今はバレエ経験を活かしてモデル・女優として活動しています。2007年に公開されたユニクロの広告でデビューして、最近では「クロレッツ」ガムのCMなどにも出演しています。
広告のおもしろさとは裏腹に、仕事への取り組みはとても真面目な白木さん。朝に始まり夕方まで及んだという撮影では、集中しすぎて「何回鼻うがいをしたか忘れてしまった」というほど。ちなみに「ハナノア」の広告にまた出演する予定はあるか聞いてみたところ、「全く未定ですが、機会があればぜひまたやりたいです」とのことでした。
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