Twitterへ投稿された「孤独と迷いと欲望のおひとりさま用おせち」がじわじわと話題になっています。
お正月の楽しみの1つと言えば「おせち料理」ですよね。紅白の「かまぼこ」は祝いの色と日の出を象徴するもの、「田作り」は五穀豊穣など、おいしいだけでなく、おめでたいいわれがあることから古くから親しまれてきました。
しかし「数の子」に込められた、子宝と子孫繁栄を祈るなどは、近年増えつつある“おひとりさま”にとって縁遠いもの……。そこでイラストレーターのカマタミワ(@kamatamiwa)さんが考案したのが、「おひとりさま用おせち」です。
先(将来)を見通せるように、という意味で縁起がいいとされる「レンコン」は、穴がたくさんあるといろんな将来が見えて迷いが出るので、穴を1つだけ残して大胆な肉詰めに。さらに、単独行動を好むタコにおひとりさまの姿を重ねて「タコとセロリのマリネ」という洋風メニューも考案しています。普通においしそう。
また、あえて醬油をかけずに塩で頂く「豆腐」には、美白になれますようにという願いが込められているほか、玉の輿→玉の“こし”の語呂合わせと「棚からぼたもち」の熱い思いが込められている「玉状のこしあんぼたもち」は、なるほどと思わせるメニューです。一方なんか強そうだから、と添えられている「ゴルゴンゾーラ」に関しては、なるほどよくわからん。
このツイートは2万2千件以上リツイートされているほか、「伊達巻は『知識の象徴な巻物を模した学業成就祈願』らしいのでスキルアップ必須なおひとり御節にも是非」とおひとりさま用おせちの新提案をするものや、「おせちの概念を覆してるところ好きです」「ゴルゴンゾーラさんの頼りになる姿に感動しました」とアイデアを楽しむリプライが寄せられました。
ユニークな新定番おせちを考案したカマタミワさんは、著書「ひとりぐらしも神レベル」が発売中。ひとりぐらしを楽しく紹介したコミックエッセイなので、ご興味のある方はぜひ。
(Kikka)
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