12月中旬から目撃情報が寄せられていた日経電子版の漫画「三国志」(作・横山光輝さん)のコラ画像風広告(関連記事)。日本経済新聞がTVCM展開、掲出駅などの情報を明らかにしました。
漫画「三国志」といえば、吹き出しの文字を差し替えたコラ画像の使い勝手が良いことから、ネット上では「汎用性が高い」と有名。それが日経電子版の広告に採用されたのは、争いを生き抜くために知恵をしぼる同作の世界観が、情報を重んじる現代社会に重なり合りあうためだそうです。ネット上ではコラ画像と新聞という意外な組み合わせから注目を集めましたが、その背景にはまじめな理由があったようです。
しかし、広告展開に合わせて開設された特設サイトでは、プロフィールが現代の社会人風にアレンジされた「三国志」のキャラクターたちが経済ネタを連発。孔明はスマホ片手に「日経電子の版」と叫び、劉備は机の下にこもって「弊社と御社を間違えて使ってた」と落ち込む有様で、「三国志」コラ画像の汎用性の高さを再確認してしまう仕上がりになっています。なるほど、こういう使い方もあるのか。
看板広告は12月29日ごろまでに東京メトロの各駅で全50パターンが設置され、1月10日に掲出駅が公表される予定。一部の広告は大阪市営地下鉄の各駅20カ所にも登場します。掲載期間の詳細は未定ですが、2017年内は使用される見込みです。また、コラ画像に音声を当てたTVCMは1月上旬から関東や関西、中部地方などの民放各局で放送されます。
なお、ねとらぼ編集部は今回の広告について、かねてより経済ネタと絡めた「三国志」コラ画像を作ることで有名なTwitterユーザーとの関係について問い合わせていましたが、日経新聞は「まったく関係ありません」と回答しています。
(マッハ・キショ松)
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