ARやスマートフォン事業を行うアララは、日本初だという「VR望遠鏡」を開発したことを発表しました。
見た目は高所な観光地でよく見かける普通の望遠鏡ですが、のぞくと360度カメラで撮影されたVR映像が広がります。映像の再生にはスマートフォンを利用しているためコンテンツの差し替えが容易で、ヘッドマウントディスプレイのように使用時の装着が不要なため、だれでも気軽に楽しめるとしています。
現在すでに兵庫県篠山市にある「丹波篠山デカンショ館」に設置されていて、「四季折々に変化する丹波篠山の自然美」や「デカンショ祭の様子」、ドローンを用いて空撮された「上空からの景色や紅葉」などの映像が体験できるとのこと。
同社は総合企画とアプリ開発を担当し、望遠鏡の躯体製作については「下町ボブスレーネットワークプロジェクト」の中核を担うマテリアルが担当。今後については「全国各地の観光施設、高層ビルの展望台等で、その地の魅力を伝えるツールとして活用いただけるよう取り組んでまいります」としています。
(宮原れい)
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