11月22日に公開された、6本の松の木と恋をする恋愛ゲーム「チクッ 松に恋する受粉前」。スラム街から都会へ出てきた女の子が2本の松からアプローチをかけられて恋に揺れ動く、といったストーリーなのですが、あまりの独特な世界観にユーザーから「面白すぎる」「どうしろって言うんだ……」といったツッコミの声があがっています。
プレイヤーはスラム街で八百屋を営むA子(デフォルト名)。ある日、母の提案で都会へ出て八百屋を繁盛させることを決意した一家でしたが、一月経って売れたのは「キノコのようなもの」ひとつだけ。このままではあの嫌なスラム街に戻るしかないと言われたA子でしたが、そこへ先日庭に埋めたフィレンツェ出身の松の木(カサマツ)が突然語りかけてきて……といったストーリー。サラッと書きましたがツッコミが追いつかねえや。
ところどころに入る実写パート、やたらイケメンな松の木たちのパートボイス、どこかで見かけたようなルックスの妖精などツッコミどころも満載。恋愛が成就するとマツタケが生えるほか、唐突に始まるミニゲームもあり、どう見ても「この手のゲームを分かっている」人が作っているのがひしひしと伝わってきます。
人間と鳩ならぬ、人間と松の木の“動物同士ですらない”種族を超えたラブストーリーが展開される「チクッ 松に恋する受粉前」。現在はゲーム投稿サービス「RPGアツマール」(関連記事)にて第2章まで公開されています。
(大里ミチル)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.